創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気の重要性   ルル

人間は「天使になろうとして豚になりかねない」存在であり、「狂気」なしでは生きていけない存在である。しかしこの「狂気」というもの、人間を狂人へと変えてしまうものでもあるわけで必ずしも良いものとはいえないわけである。例えば酒を飲んで酔っ払った人々の狂態を考えてみる。彼らは散々回りの人々に迷惑をかけ正気に戻ったとしても、その状態が少し長く続けばなんとなく倦怠感を覚え「狂気」への郷愁に駆られ、また酒を求めるような事をするのである。これが狂気の連鎖である。しかし、私たちの生活にはこの狂気が関わっているということもまた事実なのである。つまり、先ほどのことを考えると豚になるかもしれないのだから気をつけて、なれないことだと判っていても天使に憧れ、誰しもが持っている「狂気」を常に監視すべきだと考えるべきだと思う(要約)。
私はこの筆者の「狂気に対する考えは」少し違うのではないかと思う。つまり私は狂気も大切なのではないかと思うのだ(是非の主題)。
 第一の理由、それは「狂気」は人間を物事に向かって動かす「原動力」だと考えるからである(複数の理由一)。例えば私たちの行動が自転車だと考える。自転車は私たちが乗ってペダルをふまなくては絶対に動かない。もしふまないで放っておいたらその自転車つまり私たちの行動力は何もしないまま錆び付いてしまうだろう。そんな事ではいけないので、ペダルを私たちは強く踏み込まなくてはいけない。そのペダルをふむ力になるのが狂気なのではないだろうか。私の知り合いの体験からしても狂気がペダルを踏み出す力になっている事に間違いはないはずだ。彼女は映画が好きで洋画を字幕なしで見るために、英語を勉強している。さらにその物語を深く理解するためにその映画の原作を読んだりしている(体験実例)。万有引力を発見したニュートンだって「りんごが樹から落ちる訳」を知りたくて、研究をはじめたのではあるまいか。このことから判るように狂気とはつまり、1つの物事に向かって走り出そうとする「原動力」ではないのだろうか。
 第二の理由として狂気は持続力に繋がると思うからだ(複数の理由二)。どんなにペダルを強く踏み出すことが出来てもすぐに止まってしまったりしては意味が無い。しかし何も無いのにこぎ続けるのでは疲れてしまう。つまり給水場が必要なのだ。この給水場はストレス解消方なのではないかと考えられる。ちなみに10代男女のストレス解消方の1位は「カラオケ」である(データ実例)。しかしこの事だって冷静な事ではないかもしれない。カラオケで歌う事は一種の狂気なのかもしれないのだ。つまり、狂気を持続させるのにもやはり狂気が必要なのだ。さて、この狂気の持続、これは先ほどの段落の例でたとえるなら彼女がもし英語を完璧にマスターしてその英語を生かした職につくということである。これは彼女がペダルこぎ続けた、狂気を持続した結果であるのだ。つまり、狂気というのはスタミナでもあるわけである。
 しかし狂気は人間をダメにする。そう考える人もいるかもしれない。確かにそれもそうだと思う(反対意見への理解)。やみくもにペダルをこいでいたって、肝心のハンドル操作がなくては、たどりつくことは出来ない。フェンスかなにかにぶつかって終わりだ。しかしいくら高性能のハンドルを持っていたとしても、ハンドルは自転車が進んでいるときにしか使えないのである。「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのである」と言う言葉がある(名言の引用)。いくら「俺は、はしごの作り方をしっている」と威張っても、作りたい、二階に上がりたいという気持ちがなくてははしごを作ることはできないのだと思う。つまり、上にあがろうと思う熱意が狂気であるのではないだろうか。だから狂気は決して悪いものではなく、私たちの日常生活に置いて大切なもの、つまりは私たちを動かす原動力なのではないのだろうか(是非の主題)。そして大切なのは、狂気と少しの冷静さなのではないだろうか

   講評   nara


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