国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ヒトとイエバエの対比(たいひ)清書   えちお

 ハエは、二週間しか生きられないので、卵を二百から三百個も産みます。さらに、二週間という限られた時間の中で、エネルギーを無駄に使わないために、助走と加速を無くし、エネルギーを大切にしています。これを、人に当てはめて考えてみると、百メートルを全力疾走してきたヒトが、壁の前で速度をゆるめず、ぴたりと止まることになります。ヒトには、とてもそんなことは無理です。ひとは、スピードを加えるにも、おとすにも、助走が必要です。ハエに言わせて見れば、
「人間って、なんて無駄なエネルギーを使ってるんだ!本当、エネルギーの無駄だよ!」
と言うでしょうね。
 ハエ以外にも、すぐれた能力を持っている虫は、たくさんいます。例えばアリ。アリは、自分の体重の3倍もの重さのものを運んでしまいます。普通の人間には、とても無理ですよね。重量挙げの選手なら別かもしれませんけど・・・(笑い)アリたちは、
「人間ってあんなに大きくて重いのに、本当、力なしだな!」
と言っているのではないかと、ぼくは想像してしまいました。
 また、バッタは、自分の大きさの4倍も高く飛べるのです。これまた、普通の人間には無理ですよね。倍も飛べないと思います。高飛びの選手なら別かも知れませんけどね。(笑い)バッタたちは、
「人間ってあんなに大きいのに、ぜんぜん高く飛べないじゃん!」
と言っているかも知れませんね。まるで虫たちは、ミニのオリンピック選手みたいです。
 そのほかにもいろいろな種類の虫たちが、この地球上には生息していますが、「もし、虫が人間と同じくらいの大きさだとしたら、人間は確実に虫たちの持つその素晴らしい能力に負けているだろうな」とこの感想文を読んで、ぼくは思いました。また、虫や植物たちは相互に助け合ってその生命を維持しています。例えば、ミツバチは、花から蜜をもらい、そのかわり、花粉をめばなに運んでくれます。またアリは巣の中に蝶の幼虫を持ち帰り、食べ物を当てえて育てる代わりに、幼虫から出る蜜をもらいます(ある一定の幼虫)。その反面、人間は、公害などによる水質汚染や、大気汚染などによって、自然を破壊し、環境を破壊しています。その点、虫たちのほうが、環境を守っていると言えるのかもしれません。
ぼくはこの感想文を読んで、人間より虫たちのほうが、優れているのかもしれないと思いました。

   講評   kan

 こんにちは、盛晃くん。ずいぶんと書くことには慣れてきた様子ですね。書くたびにどんどんよい作文が生まれるので感心しています。この調子で新学期もがんばっていきましょうね。6年生に向けて充実した春休みを過ごしてください。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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