創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2356 今日588 合計9942
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   満足な近道   れもん

 何かを得るためには何かを失わなければならない。これは人生の上でとても厄介なことだ。何か新たなことに挑戦しようとすると、時間も体力も、そして知らぬ間にもっと大切なものを失うかもしれない。もっと極論を言えば、生きていれば若さを失う。この自然な鉄則がある限り、人間は完璧になり得ない。そして、常に人間には長所と短所が付きまとう。しかし、それは仕方の無いことだ。では、それを承知した上で、人間は「長所を伸ばすこと」と「短所を減らすこと」のどちらに重点をおけば良いのだろうか。
 確かに短所を伸ばし、減少させていくことも大事だ。私にも苦い経験がある。それは、先日の一年生最後の期末テストのときである。当然のように、毎日の復習などあまりしていなかった私はある選択を迫られた。それは、不得意な代数を重点的に勉強するか、ある程度、得意なテストで高得点を狙うかということである。結局後者を選んだ私は悲惨な結果に出会ってしまった。確かに、得意な数科目で点数は稼げたのだが特に不得意な代数で全てが台無しになってしまい、結局前回のテストより勉強をしたのにも関わらず、総合成績では・・・(笑)。と残念な結果に終わってしまった。このように、短所を伸ばすことは確かに長所を伸ばすことよりも、心労や苦労がかかるが、短所によって長所までもが潰れることは自分自身の可能性や活躍の範囲を狭まらせてしまう上に、短所を減らす努力をすることで、人間的にも成長することができる。(複数の意見一)(体験)
 また、長所を伸ばすことが大事という意見もある。例えば長島茂雄氏は、少年時代から野球が得意で勉強が大の苦手で嫌いだった。しかし、後になって同氏は、勉強が苦手なことが返って、自分を野球の道へと進ませたのかもしれない、と語っている。このように、長所を伸ばすことで、自分の人生を前向きにさせたり、自分の特技で他人を感動させることまでもできるのだ。(複数の意見二)
 長所を伸ばすことも短所を減少させることも大切だ。しかし、人間にとって最も大切なのは臨機応変に対応することと、バランスなのかもしれない。その時、その状況に合わせて、最も適したバランスを構成していくことが人間としてより幸福な人生を送れる近道な方法なのかもしれない。「寒さに抵抗する一番良い方法は、寒さに満足することである。」という名言もあるように、その時、その瞬間の自分自身に満足できる自分を創ることが今の自分にとっても未来の自分にとっても最も重要な目的なのだ。(総合化)(名言)
                      

   講評   nara


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)