創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   我々人間に欠けていること   えあゆ

     我々人間に欠けていること
                  文音
 最近、至る所で使用される回数が増加しつつある「あだ名」。誰もが慣れ親しみ、好んでいると我々人間たちは思っている。しかしそれとは裏腹に、実際人々の知らない場所で、「あだ名」に大変苦しんでいる人はたくさん存在しているのである。果たして、犠牲になる人(苦しむ人)を出してまで「あだ名」というものを使わなければならないのであろうか。(書き出しの工夫)
 確かに、「あだ名」使用することによって友達との関係を向上することができ、その場の雰囲気を盛り上がらせることが可能となるため、「あだ名」は大切だ。例えば私の現在(1年生)のクラスも、最初は全て君・さん呼びでどこか堅苦しいイメージがあった。しかし、「あだ名」を使って名前を呼ぶようになったら、少しみんなと親しみやすくなり私達のクラスは、たちまち誰とでも親しみやすく、盛り上がった雰囲気でお互いにすごすことが出来たのである。(複数の理由一・体験実例)
 しかし、「あだ名」を使わずに普通に呼んだほうが大切だ。という意見もある。例えば、(あだ名とは少し異なるが)実際私も妹だと思っていたのだが(笑)・・。昔歌手の倉木 舞は、同じく歌手の「宇多田 ヒカルのまね」とでまかせを言われ、みんなに笑いものにされて、それに傷ついた倉木 舞は、裁判所に起訴をしたのである。(複数の理由二・ユーモア表現)
 確かに、あだ名で呼んだり、普通に呼んだりすることは大切である。しかし、最も大切なことは呼び方の違いではなく、相手を思いやる気持ちなのである。また、「やさしさが性格の弱さではない。」という名言もあるように、我々人間には優しさと、勇気が足りないのである。(反対意見への理解・総合化の主題・名言の引用)

   講評   hota

 新学年の新学期になりました。今年度は、「総合化の主題」という難しい主題を練習していきます。
 今学期の文音さんの課題の項目は、
●複数の意見(ただし書きが「複数の理由」になっていましたよ。前学期の項目ですね)
●体験実例
●ユーモア表現/名言の引用
●総合化の主題
です。初回から、よく理解して項目を織り込んで書けましたね。また、「体験実例」が具体的でよかったですね。全体の構成も、大筋ではよいと思います。「Aという意見もある。また、Bという意見もある。しかし、本当に大切なのは、Cである。」こんな感じで、論を展開していきます。この書き方のコツは、意見ABCが似たものにならないよう、気をつけることです。
 では、また次回からはずっと感想文で、この書き方を練習していきましょう!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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