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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ストレスに負けない!   まなピー

 最近よく耳にする言葉がある。それは、ストレスという名の心の病気だ。病気というものの、今ではほとんど全員の人間の心の中を巣食っているヤツは、私たちを常に緊張状態にさせ、苦しめ、疲れさせる。その悪魔が心を征服し尽くした時、心は爆発してしまう。それまでに、自分のストレスの重さに気づけばストレス発散という手があるが、抱えきれないくらいのストレスを発散させる方法が見つからない人もいれば、発散させるのにもまた、ストレスを感じている人もいるのである。どうして私たちはそんなにストレスに追い回されるようになったのだろうか。
 原因として第一に、物事に対して遠慮するようになったからだといえる。私は遠慮深いほうだと思っているし、人の目を気にしすぎているのは確かだ。特に最近気にすることは、自分の体格についてが大半を占めていると思う。十代の女の子、しかも高校生ときたら、このくらいの悩みは皆持っているのかもしれないが、私にとってはこれが結構悩みの種であり、毎日私を苦しめている。悩みの種は身長が高くて、横にも長いということ。身長が高いことは触れずに流したとしても、横に長い、つまり太いことに関しては自分でも驚くほど神経質になっている。遠慮しているわけではないのだが、人の目を気にしすぎるあまり、ストレスをためている傾向にあるようだ。
 第二の原因として、必要以上にやるべきことが多すぎるということだ。あえて述べるなら、アイスクリームにクッキー、それからチョコレートとケーキが並べられてあったとき、全部食べたいのに食べきることができない心の葛藤はストレスを呼び起こすかもしれないということである。(食欲のストレスも私にとっては大部分を占める。笑)必要でないと思われることだってあるのに、すべてをやり遂げようとするあまりストレスがたまっていることがあるのだ。
 確かにストレスをゼロにしてしまうと、ほどよい緊張感が保てなくなり、気の抜けた日々を送ることになってしまう。そんな張り合いのない生活は人生だと思えないし、それに感情の起伏のバランスを保っているのもストレスのおかげだ。しかし、
「ストレスは仲間ではなくライバルである」
というように、ストレスから解放されてこそ、人は心からいろんなものを感じ取れるようになると思う。これからも変装したストレスが私たちをいじめにやってくるだろう。私はそのストレスたちを退治する方法を、私たち自身で編み出すことがこれからのストレスに対する問題だと思っている。

   講評   huzi

 新しい項目での書きかたがスタートしました。【社会問題の主題】を与えられたテーマからどのように探していくか。じっくり考えていきましょう。
  「心」という抽象的なテーマから、【社会問題の主題】として「ストレス」を導いたのはうまいですね。たしかに、私たちは日々ストレスを感じます。思い通りに勉強や仕事がはかどらないのもストレス、急いでいるのに信号が赤でもストレス。どんな時にも、ストレスの種は見つかってしまいます。
  その【原因】は。物ごとに対する遠慮=人目を気にしすぎるからと、まず、考えたのですね。確かに、人目を気にしなくなるとストレスも減るかもしれないね。しかし、周りにストレスと与えてしまうこともありそう(笑)。
 さらに、二番目の【原因】。的を得た例で説明ができていますね。ケーキの種類が多すぎるのは幸福なストレスです。ふつうは、目の前に並んでいるのは課題だったり仕事だったりすることのほうが多そう。
  【反対意見理解】に、感情の起伏のバランスを保っているのはストレスのおかげだと考えているね。これはおもしろい見方です。ストレスは人間の心を支える効果もあるんだなあ。
 結びは再び【社会問題の主題】でまとめることができました。ストレス「たち」を退治する方法。ひとつは、真菜さんのようにユーモア感覚を持ち続けることでしょうね。

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