創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   周りとは一味違った生き方   うっちー

 今は科学文明が発達し、食料さえあれば何日も1ヶ所にいたままで退屈しないで生きる事も可能になった。人間は楽にそして合理的に生きていきたいがために文明を発展させてきた。そしてそれにより生活は便利になった。しかし、そのために本来やらなくてはならない手間を人間は放棄してしまった。人間は手間によって成長し、その人らしさを強調するものでもある。今の人間には徐々にその人らしい個性を失いつつある。人間が生きがいを取り戻し、生き生きと生活をしていくにはどうすれば良いのだろうか。そのためには二つの方法がある。
 第一の方法に少々面倒と思う事でもあえてやってみることだ。私の机には小学校に入学した際に
買ってもらった鉛筆削りがある。私はそのころからずっとそれを使っていた。中学校に入学した際にシャーペンに変えてしまおうかと思ったが、数ヶ月に一度のスピードで破壊してしまっていたのでとてもではないが使えないと思い鉛筆派に戻った。中2のころ学校の授業の一環として習った木工で鉛筆を削る事も学んだ。自分で削った鉛筆は不恰好で折れやすくその上面白いくらい芯が長く突き出している。しかし、どことなく愛着があり、使っていて楽しい。この様にちょっとした努力でも同じ物が大きく違って見えてくるのだ。
 第二の方法には人や物に依存し過ぎない社会を作ることが必要だ。テレビで良く見る石原良純さんの天気予報は何か外れそうな気がする。しかし、私は天気図は全く分からないからそうやって新聞のものと照らしてみて、明日の天気、気温などを考える。思えばどちらも人の作ったもので、完全に人に頼りっぱなしだ。気象は少し勉強すれば誰にでも理解できる様になるらしい。(笑)ついこの前にも横浜市の中学生が気象予報士かなにかの試験に史上最年少で受かっていた。彼は好きで勉強したらしいのだが、彼ぐらいまでになれれば明日の天気の推測は簡単だ。ちょっと空を見て明日の天気を見るなど別段苦痛ではない。明日の天気を自分で考えていると言うのも次の日が楽しく、生き生きとなるだろう。
 確かに、合理的な文明の恩恵に浸る方が確実でもあり、速く何よりも楽だ。自分で天気を考えて出かける予定を立ててもその後どうなるか分からない。さらに、自分で削った鉛筆はいつ壊れるか分からない非常に厄介でもある。しかし、「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる。」という名言の様に頼りっぱなしであってもいつかはボロが出てしまう。私は周りに頼り過ぎずに積極的に色々試してみるような人間になりたい。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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