国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分自身の存在   ビーバー

 「ふしぎ」と言えば、「私」という人間がこの世に存在しているということほど「ふしぎ」なことはないのではなかろうか。自分が意志したわけでもない。ともかく気がつくとこの世に存在していた。その「私」を受けいれ、「私」としての生涯を生き抜くことに全力をつくさねばならない。確かに「大人」として生きるのも、大変なことだ。しかし「いったいそれがナンボのことよ」と「魂」は言う。自分の人生を豊かで、意味あるものとするために、われわれはいろいろな「ふしぎ」についての物語を知っておくことが役立つのではなかろうか。
 確かに、自分は世の中ではオリジナルな人間として存在していることは素晴らしいと思う。例えば、エジソンである。僕自身は伝記で読んで知った。エジソンは、誰もやることを考えもしていなかった偉業に挑み、粘ってその偉業を果たした。性格も、とても風変わりだったらしい。学校には3ヶ月程度しか通っていなかったほど、一般の人とは違う生活だった。僕も、エジソンのように暮らそうとは思わないが、「自分だけの特徴」を大切にして、将来変わった生き方をしてみたいと思う。
 しかし、自身の存在は他人との偏差値によって区分されている、という見方もある。例えば、学校や塾などだ。塾に通っていた時の成績は、まあまあ、普通、少しダメ(笑)というところだったが、新しい中学校に入って定期試験を受けてみたら、結構上の方の成績で、少し安心した。でも、自分の実力などを、自分で客観視できることはいいと思う。
 自分自身の存在の大切さを知ることも、他人と自分を比較することも大切なことである。「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉に表されるように、自分自身を磨き上げ、それを今後に生かしていくことが一番大切だと思う。(総合化)

   講評   miri

<第1段落>重要な箇所がきちんと押さえられています。
<第2段落>エジソンをひいてきたのが成功しましたね。オリジナルな人間、オリジナルな人生の手本と言えるでしょう。
<第3段落>前の段落のような生き方に相反するものとして、「人と比べてどうか」という視点をもってきました。たいへんじょうずに対比できています。偏差値、成績を使って客観的に自分を評価すると、ともすれば「自己満足」に始終しがちな「オリジナル人生」をほかからも評価されるようなレベルにもっていくことができますね。
<第4段落>簡潔にまとめましたね。たいへん主張が凝縮されたよい作品です。
        

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