創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   今できること   えひな

 「私」は小さい頃、家の近くを流れる渡良瀬川から大切なことを教わっているように思う。「私」は渡良瀬川で流されたときふと思った。
「・・・・そうだ、何もあそこに戻らなくてもいいんじゃないか」
「私」は流された恐ろしさもあったが、それよりもあの恐ろしかった流れから、脱出できたことの喜びに浸った。今でも励ましの言葉として、
「何もあそこに戻らなくてもいいんじゃないか・・・流されている「私」に、今できるいちばんよいことをすればいいんだ」
歩けない足と動かない手と向き合って、歯をくいしばりながら一日一日を送るのではなく、むしろ動かないからだから、教えられながら生活しようという気持ちになったのである。
 私も「私」といっしょでピンチになったことがある。勉強をしていて、テストの点数がわるかったりすると自分には向いていないなと考えてしまう。でも、お母さんやお父さんたちが励ましてくれたり、自分でやればできるんだと言い聞かせ、またやろうと思った。まるで、急な坂道の山を登っているようだ。でも、それでいいと思う。自分のペースですすんでいけばいい。何も他人と競争する必要はない。もし、それでもだめならば自分で攻略していくことが大切だと思う。
 私は「私」がやりとげたことで、自分にできることを今できることをすればいいと思った。あと、マイナス思考に考えないようにすれば、自分にも自信がつくと思う。これからも、がんばりたい。

   講評   huzi

 この長文を書いた人が、動かない手と足から教えられながら生活しようという気持ちを持つようになるまでには、悲しみや苦しみもたくさん、味わったでしょうね。だれでも、夢や目標がありますが、それが思った形ではかないそうにもない場合、どうすれば明るく過ごすことができるのでしょうね。
  【要約】、がんばりましたね。長文全体から、筆者の心をあらわす文をじょうずに抜き出せています。
  【体験実例】として、ピンチになったとき=テストの点数が取れなかったことを、思い出しましたね。こういうときは、がんばってきた奈未ちゃん自身が一番残念に思うよね。でも、そのテストはもう終わってしまったことだし、これからどうするか考えるほうが大切ですね。お父さんやお母さんは、奈未ちゃんがよい流れにもどれるように、励ましてくださっているのですね。奈未ちゃん自身も、自分から「やればできるんだ」と前向きに考えるようにしているんだね。えらいなあ。
 たしかに、【たとえ】にある「急な坂道」のときもあるでしょう。でも、人から無理やり押し上げられるのではなく、マイペースで足元を確認しながら登っていくのがいいのですね。

 結びには、【わかったこと】を書きます。方法は簡単です。「マイナス思考に考えないようにすれば、自分にも自信がつくとわかった」と、「思う」を「わかった」に書きかえれば、できあがり。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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