国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生活にとけこんでいるもの   つきのわぐま

だれしもの人生のどんな一部を切りとっても日々の光景のどこかしらに、いつまでもきまってくずかごが、きっと一つは置かれているはずなのに日々に欠かせぬ家具として重んじられているとはいえない。日々のくらしの姿勢をつくるのは、何をてにいれるかではなくて、ほんとうは何を手に入れないかなのだ。部屋に大きなくずかごを一つ、こころのひろい友人としておくだけで、何かが変わってくる。(要約)
ぼくは、部屋のそうじをしていたら意外にいろいろな、ごみがでてきた。それも紙くずだけではなかった。最初はどうしてもほしかったマンガなどがそうだ。本来なら古本屋へ行きたいのだが、売りに行くひまもないし、売ったとしても十円になるかならないか、だからわざわざ行く必要はないと思う。だから部屋の整理をするたびにくずかごが、パンパンになり、あふれだすこともある。そのときは、心の中で「あぁ、もう少しくずかごが大きければなぁ」と思った。
いそがしいぼくには、なくてはならない存在がある。それは時計だ。朝から夜までぼくの行動を決めているのは時計のような気がする。時計はいつもぼくにいろいろなことを教えてくれる。「起きる時間だよ。」「学校に行く時間だよ。」「おやつの時間だよ。」「習い事に行く時間だよ。」「夕ご飯の時間だよ。」「さあ、もう寝る時間だよ。」などである。その中でも一番待ち遠しいのは金曜日の七時から始まる「ドラえもんの時間だよ。」といってくれることだ。
ごみ箱にしても時計にしてもふだんの生活の中で気にも止めなかったものだけれど、こう考えてみるとぼくにとってかなりの影響力があるものだなあとわかった。

   講評   jun

 普段は気にとめることの少ないくずかごのようなものが、私たちの生活にはなくてはならないものだというのは皮肉な感じもしますが、確かにそのとおりですよね。改めて考えてみると、私たちの生活に本当に必要なものは、ごくわずかなのだということに気づかされます。
 似た話は、まず、部屋にある不必要なものについて、くずかごと結びつけながら書くことができました。先生も、部屋の大そうじをするたびに、いらないものがたくさん出てきます。そのたびに、こんなにいらないものに囲まれて生活していたんだなあと思い知らされます。
 二つ目の似た話は、本当に必要なものの例として時計を挙げることができました。時間に追われる現代社会において、時計はなくてはならないものですよね。(ときには、時計の針に追われることのない自由な時間を過ごしたいものですが。)
 最後は、なくては困るものについてまとめることができました。逆の視点から考えると、生活には特に必要ではないものが多すぎるということも言えそうですね。
                              

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