国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2434 今日170 合計8500
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   私のド・ク・ショ   チェリー

私のド・ク・ショ
読書の楽しみは、一人で出来る楽しみだ。碁を打つには相手がいる。野球を楽しむには自分の他に少なくとも十七人の賛同者が必要だ。それはいつでもどこでも・・・というわけにはいかない。道具や設備や場合によっては途方も無く広い場所が無ければどうにもならない。その点、読書は道具も設備もいらず、いつでもどこでも出来る。しかし、面白そうな本を読み尽くすことは誰にもできない。そして読書のもう一つの楽しみは日本語を楽しむ!事なのだ。
 私はとてもありふれているが・・・“ハリーポッター”が大好きだ。本が出版されると迷わず書店に走る。帰り道は本のズシンとくる重みにさえ幸せを感じる。数ページ読むと頭の中はすでにハリーポッター色に染まり他のことは全く考えられなくなる。勝手に頭の中を動画が駆けめぐりどこか遠い世界へ行ってしまう。ハリーのシリーズは必ず映画も見る。大音響と映像は目の前にハリーがおるような気がして、思わず息をのんだり、あっと小声をもらしてしまう。・・・・が、わたしはやはり本がいい。どんなに大掛かりな舞台装置よりも私の想像力の方がはるかにたくましいからだ。(これは自分でも不気味なことがあるぐらいにスゴイ・・・)文章を読みながらわたし好みのハリー達を登場させ私好みに演出が出来る。映画は目から入った情報を頭に送っているだけなので、“この人はこんな風”と思い込んだり決め付けてしまったりしてしまう。自分ひとりの世界が作れるからやっぱり本がいい。
 もうひとつ似た話。春休みに電車に乗っておばあちゃんの家に行った。(いつもは来るまで送ってくれるはずがこの日はお母さんが異常に疲れていた為・・・急きょ兄弟三人で行く事になった。)電車に乗ったらすぐに本を開いた。(妹と弟はくだらないおしゃべりを最初から最後までしていたが。)読み出すといつものように時間の感覚がぶっ飛んだ。いちど読み出すと時間感覚がなくなってしまうのはだれもが経験があると思う。「やすなっ!!!おいて行くよ!」という二人の悲鳴のような大声ではっと気がついた。プル・ル・ル・ル・・・と発射の合図が鳴っていて私は心臓が止まるくらいに驚いた。危うく乗り過ごすところだった。ほんを抱えた手はあせがジットリ出ていた。
 本はいつでもどこでも楽しめる私の一番の極楽じゃ〜!いわゆるドラエモンのどこでもドア。(笑)人間にとって読書をするという事は、世界を二倍にも三倍にも広げて幸せにしてくれるものなんだ。行ったことがないな所へ行き、知らない事を知り、考えた事も無いことを必死で考える。だから心の栄養になるのだと思う。これを書き終えたら早速読もう。「モモ」という何だか不思議な物語。ただひとつ困ったことは、おもしろい本であればあるほど途中でやめられず、また寝不足になるのである・・・。

   講評   koni


 今回の目標は、「●800字」でしたが、大変よくできましたね。
 第一段落の要約は、うまくまとめることができました。
 第二段落では、チェリーさんの読書体験を詳しく書くことができましたね。「帰り道は本のズシンとくる重みにさえ幸せを感じる。」という表現は、とてもいいですね。待ちに待った続編ですものね。本と映画を比較して意見を書いたところもとてもいいですよ。
 第三段落では、読書に没頭した体験を詳しく書くことができました。「読み出すといつものように時間の感覚がぶっ飛んだ。いちど読み出すと時間感覚がなくなってしまうのはだれもが経験があると思う。」と一般論を入れたところもいいですね。
 第四段落では、一般化の主題をして、まとめることができました。
すばらしい感想文に仕上がりましたね。ぜひ、ネットコンクールへ応募しましょう!!



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)