国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日0 今日148 合計148
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   心   ルフィ

 現代社会において、なぜボランティア活動がこれほど奨励されるのだろうか。それは、現代という時代が、人間の根幹を成す「心」を軽視し、それでおいて物質を重視しているという矛盾の上に成り立っているからである。私たちは、このことをもっと問題視しなければならない。
 そしてその原因として考えられるのは、日本が戦後の物資不足の時代から、急速に立ち直ろうとした歴史的背景である。終戦の後、焼け野原となった東京で人々が感じた絶望と虚無を排すべく生まれたエネルギーの矛先は、まず物資の確保に向かった。彼らの類まれな努力の結果、確かに日本は物質面での不自由さはなくなった。しかし、その代償として「心」を失ってしまったのである。
 また、もう一つ資本主義の世界では金銭に換算できる価値が優先される、社会的な背景での原因が挙げられる。例えば、NHKの受信料不払いなどもその表れなのであろうか。私が思うにこの問題は、大多数の人がただ「NHKの不信を口実に払うの拒否しちゃえ」と思っているに違いないと思う。これは、現代の社会が「信頼」など目に見えないものよりも「金銭」といった視覚的に捉えやすく、かつ絶対的な価値を持つと信じられているものを重視する傾向にあるからだ。つまり、かつての中心であった人の「心」が今はその信頼を失いつつあるということなのだ。
 だが、確かに物質的な豊かさは人間生活の基礎としては重要であるのだ。現代の生活に享受してしまった今の我々には、そこから脱却する方法はないからである。だが、それでもやはり心のない生活というものは問題だ。「物質的な豊かさは、ただの枝葉末節なものであり、幹をなすものは精神的な豊かさなのである。」私たちは、本当の豊かさを追い求めていかなければならない。

   講評   kira

 ルフィくん、こんにちは。精神的な豊かさを求めたいね。バスケの連戦連勝を祈っています。実りある休暇になりますように。
  

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)