創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   矛盾はいいもの!!   サクラ姫

 矛盾には、良いものと悪いものがあって、嫌われる、いわゆる矛盾は、良いものを除外して考えているようである。避けなくてはならない矛盾とはこの相殺の論理のことであろう。論理が前提としているのは、同一次元での一貫性のある連続である。飛躍はいけない。テーマの錯乱もこまる。一筋に論理の糸がつながっているのが純粋で、美しいと感じられる。これなら、対立や撞着もしのびこむ余地がなくて安心である。平面論理という暴れん坊に踏み込まれたら、いかなる芸術の花も台なしになってしまうからである。詩における理屈はその一例であるにすぎない。私は矛盾は良いものだと思う。理由は次の通りである。
 まず一つ目の理由。矛盾には良いものや悪いものがある。その、良い矛盾からは新しい発見や新しい創造がある。例えば、漫才。わたしは友達(魔王って呼んでいる男子の一人)と毎日の会話が、ちょっとした漫才のようなものになっていた。ボケとツッコミはたいていその男子のほうが『ボケ』で、私が『つっこみ』だ。この漫才のようなものは、ちょっとした会話から始まる。相手がどんな風に言葉を返してくるのか、自分でもドキドキしながら、どんな言葉を返そうか考える、その駆け引きが面白い。自分が考えている返し方と全く違うこともあって、これは良い矛盾だなと思う。他にも、卓球やテニス。普通に相手の取りやすい球を出しても、つまらない。ちょっと意地悪な球をだしながら続く方がやっている方も、やる方も、楽しくなると思う。 
 次に二つ目の理由。それは、矛盾がないとつまらないということだ。例えばカラオケ。譜面通りに歌うよりも、多少崩して歌ったほうが、自分も周りも楽しめる。また、友達と話すときも、みんな真面目に
「○○さん、一緒にサッカーでもしませんか?」
とか、
「○○さん、一緒に遊びましょう」
なんて話したりしていては、なんだか気まずく、暗くなってしまう。しかし、多少のずれがあれば、そこから『笑い』が出てきたり、また、新しい話の内容がでてきたりもして、盛り上がることだってある。実際に私も同じ体験をしたことがあるのだ。それと、もうひとつ。「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言がある。矛盾も、うまく使うことができるようになれば、自分にとっても、また、人にとっても良いものになるのだ。
 確かに、悪い矛盾は、変なずれが出てきてしまって、話が止まって気まずいムードになってしまったり、悪いときには友情関係が壊れてしまう事もある。しかし、良い矛盾なら、もっと仲が良くなったり、話が弾んでくる。だから、私は、矛盾は良いものだと思う。               

   講評   takeko


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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