国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   適応力   茶翅ゴキブリ

 学校で良い成績を収めるということは、ただその文化への適用がよくて、そのなかで十分に振舞えるということを意味するだけだ。つまり、必ずしも社会でも有能というわけではない。人間の有能さの本質は、場への適応力だ。学校は、子供に、いつでも絶対に計算を間違わないプログラムを作るところではなく、その場への適応力を育てる場所であるべきだ。人はみな、その場その場での適応能力を身に着けるべきだ。
 そのための第一の方法は、自分の能力を正確に知ることだ。私は小さい頃、デパートのテレビゲーム売り場で、家族と離れてしまったことがある。自分の近くに家族がいないとわかって、私は自分の方向音痴さがわかっていたため、あえて探しにいこうとせず、ずっと試しゲームをやっていた。そして、しばらくたってから、家族がきた。あの時、家族を探しに行っていたら、さらに重度の迷子になっていたかもしれない。
 もう一つの方法は、適応能力の凄まじい歴史上の人物からそれを学ぶことだ。織田信長は、長篠の戦いのとき、当時では考えられない量の鉄砲を有効に使い、天下無敵の騎馬軍団である武田勝頼軍あっさり打ち破り、もう立ち直れないほどの大打撃を与えた。織田信長は、激動の戦国時代にかなり適応してたといえる。対して、武田勝頼は鉄砲の恐ろしさも知らず、鉄砲隊に無意味な突撃をして負けている。まるで、鎌倉や室町時代くらいの戦い方をしている。彼は、激動の戦国時代という乱世に適応することができなかった。負けて当然だろう。
 確かに、学校で身に着ける知識や能力はとても大切だ。しかし、この社会で生きていくためには、生きていく力、つまり、その場その場での適応力をつけていくべきだ。

   講評   kira


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