国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   桜   ☆マリー☆

 「桜前線」という言葉があるが、この言葉はいただきかねる。季節感はやはり「※1梅一輪ほどの」とか「※2風の音にぞ」といった、微小感覚のものであり、巨視的に、日本列島全体を見下ろすスケールはどうにも花見のさまではないと思う。知らないところに、あの美しさを表す言葉があるかもしれない。日本語にはなくてはならない言葉のように思えるのだが。
 長文集での作者が考えようとしていた枝を離れた花びらを見て、これが地上に達するまでの間の状態を表した言葉を私も「○○○てゆく花びらのありさま」にいれようとしても言葉が出なかった。作者が悩むほど難しいことだということがわかった。作者が枝から離れる桜を見て考えるのもすごいなぁと思った。
 「マ…マ」
私が2歳くらいになる前私ははじめて日本語という言語をしゃべった。
母に聞くと、私に一生懸命教えてくれたそうだ。その内容は、気軽にしゃべりかけてあげたり、姉に本読みをしていたので私が無意識に横で聞いていたそうだ。そんな努力をしてしゃべれたのはすごいと思った。私が日本語をしゃべったとき、とてもかわいくてうれしかったといっていた。そのときは、ドイツにいたので、母が
「お父さんの車は?」
と聞いて私は
「ベンベ」
と答えていたそうだ。私は結構日本語がいえるまで早いのだということがわかった。テレビとか見ると、もっとおそくにしゃべるのだと思った。もし、私が子供を生むとしたら、まず先に、日本語を覚えさせようと思った。それからまたちがうことにとりくんでいってほしい。
 「帯に短し、たすきに長し」ということわざがあるが、これはどっちも中途半端な気持ちということだ。このことわざのようにぴったりの言葉を見つけるのは難しい場面は多い。人間にとって言葉とは、決して万能な道具ではないのだ。
 

   講評   koni


 今回の目標は、「●800字」でしたが、よくできましたね。
 第一段落の要約は、いいところを書き出すことができました。「もし日本語にそれがなければ、日本語の語彙の貧弱さを意味する」というところを引用するとなおいいでしょう。要約をしたら、(要約)とキーワードを入れておいてくださいね。

 第二段落では、マリーさんも「○○○てゆく花びらのありさま」に当てはめる言葉を考えてみたんだね。思ったことや分かったことを書いたところが、とてもいいですよ。

 第三段落では、前の話として、マリーさんが初めて日本語を話したときのことを書くことができました。毎日の生活の中であたらしい言葉をどんどん学んでいったのですね。感想を書いたところが、とてもいいですね。

 第四段落では、ことわざの引用をして、一般化の主題でまとめることができました。


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