国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語と人間との関係   えしい

 日本語は、いままで日本民族によってしか使われたことのない内輪の言語、つまり部族言語です。どこの言語も初めは部族言語なのですが、それが外国に広まりだすと、外の視点が合作で作り上げためずらしい言語なのです。日本語の字引はすべて国語辞書です。日本語の辞書は、ほとんどすべて日本語を内側の視点からしか見ていません。ですから、日本語国際普及の一つの大きな課題は外の視点を取り入れた日本語辞典をつくることです。日本語は、明治からいままで百年の間におどろくほど変わりました。戦後の四十年間でもどんどん変わっているという野放図な自然言語なのです。
 ぼくは、いろいろな方言などをテレビで聞いた時、「こんなん、でけんやろ」「元気でっか」「『しもばれ』ができた」などに対し、横浜に住んでいるぼくは少ししゃべれないなぁ、と思ったことがありました。関西弁などは少ししゃべることができますが、その他の方言は全くしゃべれませんでした。しかし、こんな方言をある地方の人はなんでしゃべれたんやろ、と疑問に思いました。また、英語も同じです。「ハロー」「グッバーイ」などぐらい」はしゃべれますが、「アイアム…」とか長いことはあまりしゃべりません。ぼくはとくに日本語がいいから、もう絶対に「NOVA」は行かないぞ!と思いました。
 ぼくは、耳をかたむけたことがありました。2001年に横浜に引越しする前のこと、お母さんがお父さんを起こす時、「がんしゃん、起きなさい。」と言った。ん、これはだれのことを示しているんだ、と一瞬思いました。また、2003年から、「もっさん」という声が聞こえてきました。ぼくは少し耳を疑いました。耳の中のこまくがやぶれたのか、ほこりが耳の中に入ったのかと思いました。しかし、去年にわかったのです。じつは「がんしゃん」はお父さんのあだ名であり、「もっさん」はお母さんのあだ名であったのです。なーんだ、そういうことか、と安心しました。
 日本語は、誰かが発明したかもしれない。もし昔の日本語のままだったら、日本が今より大きく変わっていたかもしれない。昔から今までどんどん日本語が変わっていたら、宇宙人との交信ができたかもしれない。もっと変わっていれば、世界が同じ外国語を使っていたかもしれない。ぼくは、人間との交信をよく考えていきたいと思います。

   講評   miri


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