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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   こころ   ルフィ

 「心」は相手に共感する自身の「心」によって生まれてくると考えられている。だが近年、この「心」を生むための交流が見られなくなってきており、問題となっている。
 そして、そのための原因として世の中のヴァーチャル化及び孤立の進行、といったものが挙げられる。まずヴァーチャル化は、自身の考えをデータ等に変換することにより、見せたくない内面などを故意(あるいは無意識)に隠蔽してしまうことである。そして、困ったことに現代の人々は、個人の情報を全て文字によって得られると信じているのだ。それが、社会においての人と人との交流を妨げ、孤立の進行を促進する要因の一つでもある。その中において、特に憂慮すべきなのは、家族としてのつながりが弱まっていることだ。家に帰る頃には親はまだ仕事で、親が帰宅すると同時に子が塾へ行く・・・など、そういった生活時間のズレを筆頭として、今「家族」と言う一つの集合体で何かをする機会がどんどん減ってきている。このようなことが、冒頭に挙げた問題の原因となっているのだ。
 だが、世相を見ると確かに「デスクにいながら何でも出来る」といった便利さを追い求める風潮があり、それに真っ向から逆らって暮らしていくのは困難であろう。だが、「人が、危機を危機として認識するか否かによって、その度合いは変わってくる」ことを忘れてはならない。そう、今私たちに危機が迫っているのだ。それは便利さと言う言葉に隠れて、知らぬ間に私たちの心を蝕み、その各々の交流を断絶しようとしている。だからこそ、私たちはそれを意識し、貝のようにじっと耳を済ませていなければならないのだ。

   講評   kira

 ルフィくん、こんにちは。五月の紫外線を刺激にかえて潤いの六月を迎えましょう。
  

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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