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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   熱き思い   いうや

 エジソンの言葉に「必要は発明の母であるである」という言葉がある。しかしこの必要という言葉は英語には二通りの表現の仕方がある。ニーズとウォントである。ニーズは空間的に言うと、外部の状況を判断して割り出した可能性であり、時間的に見ると過去から現在にかけてだ。これに対してウォントは自分の内部から出てくる必要性であり、現在と未来に時間軸を取った上での必要性を意味している。何かの飛躍の原動力はウォントだ。僕は内なる熱い動機を大切にする生き方をしたい。
 その方法としては第一に、目標を掲げそれに向かって具体的に動くことだ。ぼくは今野球部に所属しているが、もう引退まで約2ヶ月となった。残る大会も後一つ、中学校総合体育大会である。僕たちは今までの大会、市の大会ではいつも優勝や準優勝をしているが、まだ県大会には出場していない。目標は「県大会優勝」。少し目標が大きすぎるようだが、「夢はでっかく」だ。もちろん真面目である。僕も実際練習前は早く集合するよう心掛けている。まだまだ練習に身が入っていない人もいるが、目つきが変わってきている人もいる。僕はキャプテンとして、そして目標に向かって、これから部活に全力を注ぎたい。
 第二の方法は、強い自制心を持つことだ。熱い思いがあって何かしようと思っても、それまでにだらだらして、時間が無くなってしまったり、体がだるくなってしまったりしては何もできない。僕も部活の練習後、つまり毎日家に帰ってからなんだかんだいって気が緩んでしまう。筋肉の疲れ。喉の痛み。精神的疲労。いろいろなものが重なって己に負け、つい楽な方楽な方、面倒臭いものは後へ後へしてしまう。そんな自分に、いつも嘆いている。そんな自分を直したい。今日こそは・・・(笑)。
 確かに先生からの宿題も、しっかりやらなければならない。しかし「人生に意味はない。あるのは欲望だ。欲望があるからバラはバラらしく花を咲かせている。」という言葉もあるように、一番大切なことは、熱い思いを見失わないことだ。自分のしたいことが無ければ、人生がちっぽけな物に見えてしまう。僕は熱い思いをしっかりと持って生きたい。

   講評   huzi

 周囲の状況に背中を押されるように行動するより、自分の中から生まれた動機によって動くことが大切。では、動機はどうすれば生まれるのでしょうか。意欲的に物ごとに取り組んでいる將くんに、一度尋ねてみたいなあ。
  ニーズとウォントを対照的にとらえた【要約
】から、自分にとって必要なのはウォントであると【生き方の主題】を明示できたね。「内なる熱い動機」という表現をうまく生かしています。
  【方法】に、「具体性」を挙げているね。形には見えないやる気を継続するために、具体的な目標を設定し、順に達成していくことは大切だね。日々頑張ることができるのも、目に見える目標と期限があるからですね。
 二番目の【方法】は、簡単そうで難しい。(笑)疲労がたまると、前段落に書いた目標も障害に見えてしまうことがあるかもね。内なるウォントは、自分次第でどうにでも動かされてしまう弱点を持っているといえそうです。「今日こそは……」わかりますよ、この気持ち。
  人生に意味を探すより、外向きの心になることの大切さを名言は述べていますね。自分を鍛え、充実感を持つことにつながる欲望。常に問い続けながら、具体的に実行していきたいね。

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