創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分の意見   うらね

 大量に情報が流れている、というのは、一見、情報がオープンに流れている、情報で満たされていると錯覚させるが、実は、その大量の情報を、テレビによって見えている部分と見えない部分とを総合的に判断することによって、初めて、真実に近づくことができるのだ、といえる。しかし、テレビを通して、しかもリアルタイムで「現場」を見てしまうと、人間は何となく、納得してしまう、満足してしまうことになりやすい。危険な状況は、戦争紛争といった特別の状況の時だけの問題ではない。政治の世界で、行政の領域で、産業や企業の分野で、あるいは文化や芸能界といったところまでもが、テレビに露出される機会を必死に求めている時代だからだ。(要約)私はテレビなどのマスメディアに左右されないように生きていきたい。
 その方法として第一に、自分の意見や考えを持つことだ。なぜなら、自分の考えを持たないと情報などに左右されてしまうからだ。第二次世界大戦に入った時に、日本人はファシズムという自由な思想を否定する思想に影響されてしまい、とにかく日本のために命を賭けて戦わなければならないという考え方をする人が増えてしまった。その中でも、社会主義者は取締りが厳しくなっても、その考え方を貫き通した。なぜなら、その人たちは強い意志があったからである。
 第二の方法として、ほかの考えを疑うことだ。例えば、最近、オレオレ詐欺が増えているのだが、何もかも素直に受け止めてしまう人なら、うまい手口で簡単に踊らされてしまう。だから、どんな状況であろうとも物事を冷静に見て、違和感があったら、疑うことも大切なのである。
 確かに他人の意見を素直に受け止めることも大切なのだが、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように多少頑固でなければならないのだ。日本人は他国の人々と違って、断りたいのだがはっきりとNOと言える人がいないのである。だから、積極的に意見を言わなければならないのである。

   講評   baba

 作文の完成度が次第に高くなっていますね。やはり継続は力なり。毎回きちんと考えて作文を書く姿勢は、将来、大きな実を結ぶでしょう。

<第一段落>
 要約はポイントをおさえてうまくまとめました。それに続けて生き方の主題として「マスメディアに左右されないように生きていきたい」という意見を提示しました。
 情報化社会でマスメディアに振り回されないことは重要ですね。

<第二段落>
 方法の一つ目として、「自分の意見や考えを持つこと」を挙げました。大事なことを理解している提案ですね。自分の頭で考えることが、情報に振り回されないために必要不可欠ですね。
 第二次世界大戦中の日本人は、命令通りに、流されるままに生きて、戦争を支えましたね。その中で共産党や社会主義者たちだけが戦争の本質を見抜いて、戦争や植民地支配に反対し続けました。非常に重要なことを理解していますね。

<第三段落>
 方法の二つ目として、「他の考えを疑うこと」を挙げました。情報を手にするのはたやすいことですが、その情報の信憑性を判断するの他ならぬ自分なのですよね。

<第四段落>
 反対意見への理解は、他人の意見に耳を傾けることの大切さを説きました。名言をうまく利用し、自分の意見を積極的に主張することの必要性を書いてまとめました。



 

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