創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   目の前の小学生若いよ…これからいろいろ経験するがよい。   えせよ

 『見テ 知リソ 知リテ ナ見ソ』とは、見てから知るべきである、知ったのちに見ないほうがいい、という意味であろう。しかし、もっと深い意味があるきがする。我々は知るということをとても大事にしていますが、物事を判断したりするときに、予備知識や固定観念がかえって邪魔になることがある。だから、まずそれを体験すること、そこから得る直感を大事にすることが大切なのだ、と言っているのではないか。予備知識やまに固定観念があると、物事を素直に心の赴くままみられなくなる。実際にものを見たり接したりする時は、これまでの知識をいったんわすれ、無心でそれと接し、得た直感を大事にその後改めて知識と照らし合わせるということが出来るといい。かといって、私たちは知ること、勉強をしなくてよいのかというと一概にそうともいえない。その辺が微妙だが、論点はそこではなく、知識に束縛されずに自由で柔軟な感覚を失うな、ということである。
 要するに先入観で物事をみるな、ということか。まぁ、大概『先入観』という言葉はいい意味で使われることはあまりないだろう。というか少なくとも私はない。それはいいとして私も先入観は良くないとおもう。まず第一の理由をば。部活のとき、友達が『フルートの先輩かっこいいらしいよ!』とか言っていたので、どんなんかなと思ってみたらびっくりした。その人は茶髪でウェーブをかけていてスカートがかなり短くてハイソックス(禁止)をはいていて違反カバン、セーター…(以下略)かっこいいんじゃなくって派手なんじゃないでしょうか奥さん。そういうのかっこいいのとはちゃうねんよ。かっこいいっていう先入観であやうくだまされるところだった…。ちなみにその先輩は後日ケータイを音楽室で充電していたそうだ。強者なり!!
 第二の理由。これはついこの間の中間の時のことである。理化2分野(生物・地学)のテストは中1のときは割と簡単だったので、今回まったく勉強せずにうけたら、5●点だった…一人でクラス平均を0.5点も下げたのは私でしたみなさんすいませんでした。いやもうほんとゴメンナサイ。いい訳のしようもないっす。つまりナメてかかると痛い目にあうということです。みなさんも気をつけましょう。
 確かに知識をもっていたほうが効率もあがるかもしれない。でも物事にたいする新しい発見や新鮮さを感じることがなくなってしまい、人生が味気なくつまらないものになってしまう。『人間というものは、結果から事のよしあしを判断する』という名言があるように、本来経験で判断したほうがいい(はずな)のである。知識も大切だが、経験もそれと同等、あるいはそれ以上に大切だ。でもそれらのバランスを適当に保っていくことのほうがもっと大切なんだけどね。

   講評   baba

 じめじめして嫌ですね。でもアブラムシがとびかってなくて、さんぽするにはいいですなあ。
<第一段落>
 要約はばっちりですね。ポイントをつかんでいます。
<第二段落>
 先入観は良くないという是非の主題のあと、理由の一つ目を書いていますね。
 体験実例がおもしろい! 私(baba)はもう流行に追いついていけないどころか、理解できないお年頃なので、若者の流行のファッションを見て、「どうしちゃったのかしら、あの子」と心配になったりします。でも同世代から見たら「超かっこいい!」となるのでしょうなあ。
 先入観にとらわれずに、将来有望な彼氏をゲットしてください。

<第三段落>
 理由の二つ目。痛い目にあいましたね〜いやはや。私も同じ体験をしたことがあるでごじゃるよ。
 油断していると、とんでもないことになる。自らの過去の体験から判断してはならぬということでござるな。ガッテン。

<第四段落>
 反対意見への理解は、知識を持つことの利点を挙げました。それに対して「新しい発見や新鮮さを感じることがなくなってしまい、人生が味気なくつまらないものになってしまう」と主張。
 うーむ。理科の試験で大失態をしてしまったことも、なかなか新しい発見ですなあ。
 知識と体験のバランスという言葉が光っています。



今おいしい野菜。

 

☆「予備知識やまに固定観念」→「予備知識や固定観念」

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