創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
なめくじ あい
「あっ、なめくじ。」
「もう、梅雨だね。」〈構成〉
梅雨になったら、なめくじやかたつむりが、見られます。わたしは、なめくじが苦手です。でもかたつむりは、なれています。
不思議なことがあります。かたつむりやなめくじは、「目」をさわると、へっこんでしまうのだろうと、前から思っていました。〈題材〉
このごろ、なめくじをよく見ます。とくに、塾の帰りに見ます。なぜなら今は、わたしの住んでいる京都は、梅雨の季節です。
なめくじやかたつむりは、しめったところが大好きな生き物です。初めてなめくじを見たのは、台所の流し台にふせて置いていたお湯飲みの底でした。
「あれっ、かたつむりさん、お家をわすれたの?」
って思ったと同時に、心の中で、
「ギャー」
っておどろきました。そしたら、そばにいたお父さんが、
「あっ、なめくじや。塩かけようか。」
なめくじは、塩をかけられると、アイスクリームみたいにとけてちぢこまります。要するに死んでしまいます。その時は、〈表現〉
「あーそうなのか。」
と、思っただけでした。今考えてみたら、
「やっぱり、かわいそうだな。」
と、心の中で思いました。〈主題〉
「マイ日マイ日、雨がふるといいかな?」〈表現〉
かたつむりもなめくじも、田んぼのかえるもみんな喜ぶからです。
講評 tama
《構成》 かたつむりによく似ている「なめくじ」のことを書いてくれたね。じめじめした梅雨になると、どちらもよく見られるね。先生は子どものころ、あじさいの葉っぱの上でよくかたつむりを見つけました。
《題材》 確かにさわると、かたつむりは目(触覚)を引っ込めるよね。カメが甲羅(こうら)の中に頭や手足を引っ込める様子を思い出しました。
《表現》 湯飲みの底になめくじが!! これはびっくりするね。(笑)「かたつむりさん、お家をわすれたの?」というのもおもしろい! ダジャレも書いてくれたね。う〜ん、うまい。(^O^) こうやって表現を工夫すると、作文に「味」が出るね。
《主題》 殻がついていると「かわいい」なんて言われるのに、「ついていない」なめくじは塩をかけられて、本当に「ついてない」ですね。(←ダジャレ)(笑) やっぱりちょっとかわいそうだね。先生もあいちゃんと同じ気持ちです。(^_^;)
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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