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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ただ一つの真実   うくほ

テレビで見える戦争の部分と見えない部分、その差がくっきりと出てきたことが、湾岸戦争の大きな特徴である。テレビで戦争が見える、と一瞬思ったが、見えている部分はその一部である、ということに、一瞬遅れて気がついてくる。明るい部分が明るければ明るいほど、影の部分、影の形が、逆にはっきりしてくるともいえる。明るい部分とは、つまり映像や情報の流れている部分、暗い部分とは、映像が秘匿され、流れてこない部分である。(要約)私は、目に見えるものをそのまま信じてしまうのではなく、その裏側にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。
そのための方法として、第一に、目に見えるものをそのまま受け入れるのではなく、まずは疑ってみることだと思う。例えば、ある日、学年で行われる集会の時、スカートの長さのチェックがあるという噂を聞いた。この集会は、不定期に行われる集会で、学年ごとにある場所に集まり、各学年で色々なことを決めたりする…という集会だ。で、私の学校のスカートの規定は膝下〜膝位までの長さなのだが、やはり長いので、スカートを上げる人が多い。それは、私の学年に限らないが…。そのため、集会終了後に、長さをチェックする事があり、短かった人はその場に残されてお説教を受けるらしいのだが、私は、今まで、スカートは上げた事がないし、(特別な場合を除く)注意されたこともないので、あまり気にしていなかった。だが、他の女子は、残されたくないという思いがいっぱいで、集会の直前に、スカートをおろしたりしていた。でも、結局、その日の集会後、チェックは無かった。だから私は、目に見えるものをそのまま受け入れるのではなく、まずは疑ってみることのは良いと思う。
また、第二の方法としては、まず自分の考えを持つことであると思う。例えば、自分の考えも持たずに受け身でいると、情報に流されやすくなってしまう。まずは、自分の考えを持ち、主体的に映像による情報を捕らえることが大切だ。だから私は、自分の考えを持つ事はいい事だと思う。
確かに、映像による情報はわかりやすく、効果的に情報を伝えることができる。でも、「花はだれが見ていなくても咲いている。」という名言もあるように映像の裏側にあるかもしれない、ただ一つの真実を見極められる人間に私はなりたい。

   講評   kira

 詩織ちゃん、こんにちは。忙しいなかを、頑張りましたね。締め切り、ぎりぎりセーフ! 売れっ子作家の原稿とりになった気分です。(笑)
 今回のテーマは、映像の裏にある真実を見抜くこと。これは情報化が進むなかで必要不可欠な能力ですね。飛び交う情報の中で、真実を見抜き、自分に必要なものを選び取る力がなくては、今の世の中のスピードにはついていけません。
 情報を鵜呑みにしないことの例では、校則チェックのうわさの例をあげました。根拠のないうわさだとしても非常に気になるところですよね。あとで、あー、気をもんで損したと思ったのね。でも、無事でなによりでした。社会ではもっと大きなデマにふりまわされることにもなりかねない。注意が必要ですね。
 自分の考えを持つ事では「主体性」の大切さを挙げました。人のふんどしで相撲をとってはいけないよね。
 情報の進化はとどまる事を知らないかのように進んでいきます。ますます、私たちは自分の目を求められていますね。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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