創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩   たく

落ちてきたら 今度は もっと高く もっともっと高く 何度でも 打ち上げよう 美しい願い事のようにこの詩は、作者がある雑誌の依頼で、子供が紙風船で遊んでいる一枚の写真につけたものだそうです。紙風船は打ち上げても落ちてきます。願いごとも多くの場合、すーっと落ちてきます。この詩のいのちは、「美しい願い事のように」というすばらしい「比喩」にあるといえるでしょう。作者は、この詩について「風船はどんなに高く打ち上げても、それは地に落ちる」「願い事の多くはむなしい」というニュアンスから、どうしたら抜け出すことが出来るかいうような祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じます。
比喩は大切だと思う。       その理由は第一に、「比喩は分かりやすいからだ」例えば電流〔A〕は流れている川の水量、電圧〔V〕は川の段差、電気抵抗〔Ω〕は水量のせき止めと教えた方が分かりやすい。
その理由は第二に、「比喩を使わないとわかりにくいからだ」
確かに、正確に表したほうがよい。しかし、「もともと地上に、道はない。歩く人が多ければ、そこが道になる。」という名言があるように、比喩を使った方がよい。 

   講評   kira

 たくくん、こんにちは。今回は「比喩」の大切さでした。「比喩」という言葉で言うと遠い存在に見えますが、私たちの会話、話し合いの中で「たとえ話」としてよく使われますよね。もっと注目していこうというわけです。
 要約はうまくまとめていきましたが、文体の統一ができなかったね。「常体」に変化させておきましょうね。
 第一の理由と第二の理由を反対の発想でつくったんだね。これはうまい方法です。
 分かりやすい比喩の実例で得意な科学の話題を出したのもいいなあ。難しい法則を暗記するときに、たとえで頭を整理するんだね。
 もうひとつの反対の理由の実例では、比喩が思いつかなくて相手に伝わらなかったような体験を考えてみるといいね。
 比喩によって、実体がより真実めいてくるということもありそうですね。言葉を尽くして説明するということにもつながりそうです。いろいろ試して自分の言葉を持っていきたいね。
 

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