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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あるがままに   フェデラー

美を探究する」という言葉がある。だが、美というのは、ことさらに探求すべきものなのだろうか。私はそうは思わない。美というのは、そのあるがままの姿、性質のことを言うのであって、探求する対象にはならない、と考えているからだ。私達は、自然がもともと持つ美というものを、今一度見直すべきである。そのために考えられる方法は二つある。
 第一の方法としては、自然と触れ合う機会を積極的に持つことだ。私はこの春から、都会に位置する高校へ通学している。都会という環境のせいか、自然と触れ合う機会はあまり多くない。しかし、こんな環境に身を置いたからか、今まで見過していたような自然の美に、気付くようになった。青い空を見上げ、清々しい空気を吸う。そんな余裕も生まれた。
 第二の方法として、美に順位をつけるような社会を改めることだ。私はこの社会のせいで美術が嫌いになったといっても過言ではない(笑)。作品を制作する度に、必ずというほど他と比較し、優、劣の評価を下す社会。私は幼いながら思った、「なぜ、他人の作品とこうも比べられなければならぬのか」と。
確かに、人間の作った芸術は、美の範囲を広げることにつながった。しかしそれは、無心の美ではなく、醜に対する相対的な美でしかありえない。美とは本来、相対的なものではなく、絶対的なものである。私達は、自然がもともと持つ美というものを、改めて見直すべきだ。

   講評   mako


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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