国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   マイペース   晋也

 私は、あまりこのイソップ童話『ウサギとカメ』を読んだことがない。話で何度か聞いたくらいで、あまりよく知らない。だけど、初めてこの話を知った時「この話はカメが勝った。結局何を伝えたいのだろうか?」と思ったことがある。その頃は、まだカメが遅いということさえ知らなかったが。だんだん童話などを読まなくなった頃に、ふとこの話の意味がわかった。少し違うかもしれないが「どんなに足が速いウサギだって、油断するとカメにまでこされてしまう。自分の能力に甘えていると、いつか痛い目を見る。」ということ、だと思えるようになった。私は、カメのように急がず、マイペースに生きていきたい。
 そのための方法としては第一に、目先のことにとらわれず、もっと先の目標をしっかりと見つめていくことである。将来の夢、というのは決まっているだろうか?私の友達に聞いてみても、まだと答える人が多い。私は一応あるが、まだ漠然としていてよく自分でもわかっていない。将来の夢をしっかり決められている人はすごいと思う。私がイラストレーターになりたい理由は、今すごく絵を描くことが好きで、この好きなことを仕事にできたら幸せだろう。という考えだ。現在の気持ちで夢と言っているから、なんかすっきりしない気持ちなのだと思う。もっとちゃんと先を考えてみなければ、本当の夢とはいえないと思う。先を考えて、自分にぴったりの夢を見つける。これが私の目標である。
 また、第二の方法としては、学校などでももっと長い目で子供の成長を見つめていくことである。小学校の時、もしくは幼稚園などで、こういう経験はないだろうか。朝顔などを育てていて、なかなか芽が出なかったり。自分のだけ大きくなるのが遅かったり。だけど、焦って水をあげたりしても何も始まらない。一度はやく咲いてほしくて水をたくさんあげたら、駄目になってしまったことが(笑)。こういう時、あたたかい母のように長く優しく見守ってあげると、とても綺麗な花が咲く。他の人の何倍も綺麗な花が。こういう、長く見つめることで自分を大きくすることができる時間が増える。それで自分というものを忘れずに過ごすことができる。長い目で見守る、ということを心にずっと残しておきたいと思う。
 確かに、先取りをしながら進んでいく生き方にも良さがあるだろう。しかし「毎朝、歯をみがくのに、一週間分まとめて一挙にという人はいない。」という名言があるように、私は焦らずに、ゆっくりと地道に人生という道を進んで生きて行けたらいい。「いつのまにか忘れたのか大人へと歩む道の中でいつのまにか忘れたのか楽して流れに身を任す人生いつのまにか忘れたのか大人へと歩む道の中で光と闇をさまようけど誰にも胸には道標」…という歌詞にあるように、私はどんなに長い道を歩んでも、自分だけの道“ミチシルベ”を忘れずにいたい。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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