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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   心からの気持ち   ミーナ

 「○○くんが外国人の人に切符の買い方教えてんて」この間学校で友達がこんな事を言っていた。それを聞いて、私は手助けの必要さについて考えてみた。
 私は手助けは必要だと思う。なぜなら、私も小学校の時観光に来ていたおじいちゃん達に道を教えたことがあり、とても感謝してくれたからだ。学校の帰り声をかけられ、学校のすぐ近くだったので友達と道を教えてあげたのだ。その老夫婦は、にこにこして「親切にありがとう。」といって目的のところまで歩いていった。この経験があったことで、私は人には手助けが必要なんだなと思った。また、小学生の私でも役に立ったと嬉しかった。また、壊れた物を直すというのも、物にとっての手助けになる。手助けできるのは、人間だけではないのだ。
 しかし、ときにはいけないこともある。私の友達は、私と同じ吹奏楽部だが、そこで自分の楽器を持ってきたときについでにその子の分まで持ってくるのだという。しかしその友達は「やめてほしいねん。言ったら悪いけどおせっかいやねん。」と言っていた。手助けも、相手が欲していないときにはおせっかいとしか言いようがなくなってしまうときがあるのだ。それに、例えば目の前で蛇が雀を飲み込んでいたとしても、弱肉強食の世界なので、決して手助けしてはならない。それは手助けではないことのほかに、自然の生態系を崩してしまうからだ。
 確かに、手助けしてあげることは大切だ。たとえおせっかいであったとしてもだ。しかし、一番大切なのはその相手の心を察して思いやる気持ちではないだろうか。相手を思いやれば、必要なときに必要な分だけの手助けができると思う。それに、心からそう思ってすることで、相手にもその気持ちが伝わり、おせっかいなどとは思われないようになるだろう。「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である」と言う名言もあるように、心からの思いやりによって、心からの手助けが生まれると思う。(総合化の主題)

   講評   hota

 今月から、ミーナさんは課題が新しくなって、本来の中2の課題に戻ってきました。中2での大きなポイントは、「総合化の主題」です。これが結構難しくて、また今回はその初回だったのですが、なかなかよく書けていますね。さすがと言うべきでしょう。
 まず、会話から始まる「書き出しの工夫」ができていますね。導入も自然です。それから、複数の意見を書き、最後の段落で「反対意見への理解」「名言の引用」「総合化の主題」と進みます。「体験実例」も豊富に入りましたね。よかったです。
 ほぼ完璧にできていますが、一つだけ。総合化をする時の「反対意見への理解」は、「AもBも正しいのだが、」と書いて、「しかし本当に大切なのは、」とつなぎます。今回なら、「手助けは大切だが、時にはそれがおせっかいになることもある。しかし、……」としておくといいね。
 名言もうまく入っています!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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