創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カメ派のマイペース   はる

(第一段落)
 「カメ君は遅いからゴール寸前のところで一走りすれば優勝間違いなしだね。」そんな余裕を見せたウサギは、マイペースでこつこつゴールを目指していたカメに負けてしまう、イソップ童話『ウサギとカメ』はそんなお話だ。私は、このカメのように急がず、マイペースで生きていきたい。

(第二段落)
 そのための方法としては第一に、目先のことにとらわれず、もっと先の目標をしっかりと見つめていくことである。よって、まずは自分のペースというものを知っておかなければならない。ペースを知ってこそ、いざというときも焦ることなく、物事を進められる。

(第三段落)
 また、第二の方法としては、学校などでももっと長い目で子供の成長を見つめていくことである。現状だけで判断せず、将来を期待して気長に見てほしい、ということだ。エジソンの母親を知っているだろうか。彼の母親は、エジソンの才能を信じ、長い目で子供の成長を見守ったのだった。だから、伝記人物としてのエジソンが今となっても存在している、といっても過言ではないだろう。

(第四段落)
 確かに、先取りをしながら進んでいく行き方にも良さがあるだろう。しかし、『毎朝、歯をみがくのに、一週間分まとめて一挙にという人はいない。』というような名言があるように、私は、むやみに先を急がず、目標に向かってカメのようにこつこつと進んでいきたい。

   講評   tama

 はるさん、こんにちは。今月から新しい課題にステップアップしました! 少し難しく感じるかもしれませんが、焦らず「カメのように」ゆっくりコツコツとやっていきましょうね。(^O^)/

【第一段落】 有名なウサギとカメのお話です。ウサギは目の前のカメに勝つことだけを考えていたため、その先のゴールを見ていませんでした。ですから本当なら負けるはずのないカメに負けてしまったのですね。一方カメは、ウサギに勝つことよりも、ゴールを目指すことを目標にしていたのです。のろくてもマイペースで努力する生き方には、真の強さを感じますね。

【第二段落】 第一の方法について考えることができました。自分のペースを知り、周囲に惑わされないでゴールを目指すという方法は、良いと思います。勉強やクラブの練習で、無理をしすぎた経験はないですか? 短くてもよいので、身近な体験を思い出して書いてみましょう。

【第三段落】 もう一つの方法についても述べることができました。伝記実例として、エジソンを挙げてくれましたね。彼は周りから見れば、かなり変わった少年でした。いろんな子どもに接する機会のある学校の先生ですら、彼の中に眠る才能を見出すことができなかったのです。しかし彼の母親は偉大でした。息子の才能を信じ、好奇心を大切にして、やりたいことを納得のいくまでやらせたのですね。はるさんの言うとおり、母親の理解なしに、発明家エジソンは存在しなかったでしょう。

【第四段落】 反対意見への理解と名言の引用ができました。たしかに時代の最先端を行く青年実業家などは、常に人より一歩先に進んでいたといえるでしょう。しかしこのような生き方が必ずしも幸福だとは限りません。興味を持ったことには、自分自身が納得できるまでとことん向き合うという姿勢は大切です。そうあればこそ、目標に到達したとき、充実した人生であることを実感できるでしょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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