国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   最近、と言っても   えちみ

 一般的に言ってある言語がそれほど接触の無かった別の言語と接触するようになると、そこに相互の交流が生じ、双方の言語の中に相手の言語によるいろいろな変化がおきることが知られている。このような言語変化を、言語学では言語干渉と呼んでいる。それが最も目立つ形で、しかも一番広範囲で起こっているのは語彙の部分である。普通には外来語と呼ばれて、何かと論議の対象となるタイプの言葉は、実は英語を旗頭とするヨーロッパ諸言語に日本語が干渉されて起こった言語変化に他ならない。欧米先進国の言語におけるギリシャ・ラテン系の造語要素に匹敵するものを持たない固有語だけで、社会の近代西洋化を始めなくてはならない多くの国々では、教育、学術研究、そして社会の運営までが、いかに大変なものであるかを良く知っている私にとって、日本人の多くがいまだに日本語にとっての漢字のありがたさを十分に理解していないことは残念というほかはない。そして、自分なりに消化してから吸収することが大切だ。(要約)
 外国の言葉を取り入れることは、良いことだと思う。(是非の主題)その理由として、第一に他人の良いところをまったく受け入れないのでは、幅の狭い人間になってしまう。たとえば、誰かが失敗をしたときに、他人が、許してあげるような寛大さを持っていて、自分が持っていなかったとすると、その失敗を許すことができずに、どんどん関係が悪化していくとおもう。とすると、他人の良いところを受け入れると、どんどん向上していく。(複数の主題一)
 又、第二の理由としては、ただ受け入れるだけでは、自分のよさがなくなってしまう。たとえば、誰かの持ち物が可愛かったから自分も同じものを買ったりすると、自分の個性がなくなってしまう。自分を確実にアピールすることができなくなる。ファッションでも、他人とまったく同じものを着てまねをすると、自分らしさがなくなってしまう。
 確かに、「自国の文化を大切にすることと他国の文化を学ぶこと」が大切だが、しかし「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない」というのが必要なのではないか。
 

   講評   sarada

要約は150字から200字ぐらいでまとめられるといいね。
「外国の言葉を取り入れることは、良いことだと思う。」 これを【是非の主題】にしているけれど、【複数の理由】を読ませてもらうと、要約の最後にある「自分なりに消化してから吸収することが大切だ。」 という主題に対しての理由に受け止められます。ここは、後者を【是非の主題】にした方がいいね。
また、理由の中に自分の【体験実例】を入れていくようにしてみましょう。体験をくわしくあげることによって、そう思った理由がより強く打ち出されます。
最後の段落は、【反対意見への理解】と【名言】を持ってきているけれど、奈美ちゃん自身の意見があまり響いてこないね。もういちど、主題にそって自分の意見を述べましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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