低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
挑戦 晋也
生きることは、また何かを創造していくことであり、その創造には、学びの段階では味わえない、大きな喜びがある。キノコというと、日本人の私はすぐに松茸を連想してしまうのだが、すなわち、その松茸のようなものが創造だ、とポアンカレはいうのだ。創造には、まず、松茸が地表面下で根を広がらせていくような蓄積の段階がなければならない。世の中で成功した人は、大抵、逆境を自分の人生にプラスに取り込んでいく能力をそなえているように私は見える。創造にも、この逆境が深く関係している、といわなければならない。私は、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。
そのための方法としては第一に、失敗を恐れずに積極的に物事に挑戦していくことである。私は、小学校の時にフロアスポーツというクラブに入っていた。どういうことをするのかというと、卓球・バドミントン・ドッヂボールなど。正直私はこういうスポーツが苦手なのに、このクラブに入った理由は?と考えたときに、友達がいるから。だけではなく、小学校最後なのだから、苦手を克服してスポーツを好きになれるきっかけが欲しかったのでは。と思うようになってきた。今は、ドッヂボール大好き卓球好き…になれて、とても嬉しく思っている。これからも、こういったことにたくさん挑戦していきたい。
また、第二の方法としては、敗者に対しても考慮されるような社会体制を作ることである。今中三なので、総合が進路関係になってきた。友達とも、高校の話をしたり内申の話をしたり見たTVの話をしたり(笑)。たまに(笑2)。現在の高校受験のシステムは、前期選抜・後期選抜にわかれ、しかも学区がなくなった。以前までとは全く違う形となり、先輩たちも戸惑っていたようだ。一校しか選べないから、もし失敗してしまったとき、もうほとんどチャンスは残っていないのだ。敗者が、という言い方は悪いが、もっとチャレンジできる場があってもいいのではないか。人間は、挑戦して、自分を成長させていく生き物なのだから。
確かに、逆境より順境にいた方が心に余裕が持てる。しかし『脱皮できない蛇は滅びる。』という名言があるように、私は自分自身に挑戦し続ける。逆境をプラスに変えていくような生き方をしていきたいと思う。順境にいるだけでは「脱皮」することはできない。困難に立ち向かうことで、恐怖心を捨て、何事にも挑戦しようという心になれるように努力したい。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |