低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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天才とは うらね
日本の野球界の象徴とも言える日本人大リーガー鈴木イチロー選手は、昨シーズン80年間破られなかったメジャーの年間最多安打記録を破ったのである。しかし、イチロー選手は努力ばかりしているのではなく、才能もあるのだ。私はウサギのような生き方をしたい。
その方法として第一に目の前のことばかりにとらわれず、もっと先のことを見つめるべきである。私の友達で、もう定期試験が迫っていて、私があせってテスト勉強に励んでいる時、定期試験より自分の将来なりたいものがあって、それのために先を考えて一生懸命取り組んでいる人がいる。私はその人にマイペースでものごとに取り組んでいくのも大切だということを教えられた。テストの点数はとても悪いのだが、将来その人がどのような人間になるのかが楽しみである。
その方法として第二に、個人の自由で将来を決めにくい社会にするのではなく、個人の将来を決める自由さを尊重すべきだと思う。イチローは毎日厳しい特訓をしていたのは、イチローが野球がとても好きだからである。とても好きだからあのように毎日練習していたのである。しかし、今の社会では、そのような自分の好きなことをするのは一種の賭けなのである。そういう賭けをして失敗した人は、どこの会社もその人が勉強ができないことが学歴書を通じて見られてしまうので、採用してくれないのである。だから、勉強ばかりを見ているのではなく、もっと他のことも採用の材料として見ていくべきだ。
確かに勉強を全くしないのは良くないことなのだが、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である。」という名言があるように、天才と言うのはただ勉強ができるのではなく、日常にも応用がきく人間のことを示すのである。
講評 miri
<第1段落>ほんとうにすばらしいですね。よい例がひけました。
<第2段落>口では「勉強は二の次」といっている友だちも試験前には血眼になるというのが普通ですが、その子はすごいですね。大物の予感ですね。目の前の一見重要そうなものを透かして見て、さらに先を見通すなんてなかなできないことです。
<第3段落>よい提言ができました。好きなことがきちんと仕事として成り立てば、成果も出るし、社会も活性化しますね。
<第4段落>日常に応用が利くというのは、全体の流れから言うと、少し浮いた感じになりますね。「好きなことに向かって、明確な目標を持って努力できる人だ」などという方向で考えるとよいでしょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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