創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   障害を味方に   白河夜船

 創造することの喜びは、考えることの喜びだ。どんな分野の学問でも何か新しいものを発見し創っていくことに本来の意義がある。創造には蓄積の段階がなければいけない。しかし、いつまでも蓄積だけを続けていては、人は創造することなく生涯の幕を閉じなくてはならなくなる。人生に成功した人には、大抵、逆境があり、逆行を自分の人生にプラスに取り込んでいく能力を備えているのだろう。そして創造にも、この逆境が深く関係しているのだろう。だから私は、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。
 そのための方法として、第一に失敗を恐れずに積極的にチャレンジしていくことである。いつも、楽な道を選んで困難を避けてばかりいては自分を成長させることができない。たとば、塾の数学の問題をやっていて、宿題の場所ではない所だったのだがとても難しい問題があった。別にやらなくてもいいのだが、1ランク上を目指したいと思い。先生に解き方のアドバイスをもらいながら、何とか解くことができた。それから学校でテストを行った時、似たような問題が出た。そのとき、楽な問題を選ばずに難しい問題にチャレンジしてよかったと思った。だから、これからもどんなことにも、失敗を恐れずにチャレンジして自分を成長させていきたいと思う。
第二の方法としては敗者復活戦などの敗者に対しても考慮されるような社会体制を作ることである。今の社会では一回の失敗が、大きな影響力をもっている。なので、失敗を恐れないということが、難しくなってしまいチャレンジすることができなくなる。これからは失敗をおそれずに何度もチャレンジできる社会にしなければならないと思った。最近の社会でチャレンジできるものといえば、高校受験だ。高校も1つだけでなく、公立や私立・国立から何個か受けることができ、もし全てに失敗しても二次試験などの敗者復活戦もある。
 たしかに、障害があるより順調に進んだ方が安心でき、心にも余裕ができる。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる」という名言もあるように、困難なことにも挑戦し、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。

   講評   kira

 白河夜船くん、こんにちは。恵まれた環境で自分を鍛錬していても、きっかけがなくては何かを創り出すことはできない。実を結べないということでした。蓄積だけではだめだというのは、ちょっと刺激ですね。
 数学の難問にチャレンジしたんだね。解ききったときの爽快感はなんともいえなかったでしょう。(先生も完璧にかぞえられるほどしかありませんが、経験があります。笑)そういえば偉人伝に出てくるような人たちの人生の節々には必ずなんらかの「逆境」があって、ぶつかって行きましたよね。
 敗者復活のシステムは昔には暗黙のうちにあったように思うのですが、何でも白黒つけ得点を競うようになってからは、ルール違反のように排斥されてしまいました。
 勉強に勤しんでいる人たちがなぜだか社会に出て喪失感に苛まれることが多いのは、逆境を好機としてとらえられないからかもしれません。打たれ強くなりたいね。
 

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