国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おくりもの   いろす

「この犬はなかないのかな?」
といつ眉をひそめていた。しかし、実際はとんでもないやんちゃ坊主で今では手におえなくなっている。しつけは、やったつもりなのだがどうやら、やんちゃ坊主にとって身になってなかったようだ。
 そんなやんちゃ坊主の名前は、ジョアンだ。フランス語で、六月という意味だ。なぜ六月というと、ジョアンが六月十九日うまれだからだ。
 今でも、ジュアンが家に来た時のことをはっきりと覚えている、私によってきて手をなめた時なんと幸せだったことか!私は、このプレゼントを大切にするだろう。
 さて、現在のジュアンの話なのだが今はろくな事をしない。それでも、ジュアンはいつもみんなを和ませている。だから、何か悪いことをしても憎めないのだ。
 それえでも、ジュアンは可愛い奴だ。時々、家では喧嘩をする時があるのだが、たいていの喧嘩の理由は家の中が散らかっている。ということだ。私は、この事態にすっかりなれているからこの場合どのような行動を取ればいいのかは分かっていた。しかし、いえのなかで新入りのジュアンにとって喧嘩は恐ろしいものだったらしい。私の場合自分の部屋に逃げ込む。そして、自分の部屋で喧嘩の状況をみきわめ、落ちつくまで待つという感じだ。その考え方は、ジョアンもまったくおなじで。自分のハウスに返ってしまうのだった。その帰り方もなんともなれたもので、人の影をひっそりととおってきづかれずにハウスにかえる。だから、喧嘩が終わるときずけばジュアンがいないという始末。そして、ハウスを覗き込んでみると、まるで黒いビー球のような可愛いめが上目づかいにみかえしてくるのだ。その時は、家族一同ただ笑い転げるしかない。
 また、これはなんとも恥ずべきことなのだが、家の犬はある一定の場所を見るといつももらしてしまう。そのおもらしを見つけるのは大変なのだが、何をしたのかはジュアンを見た瞬間に大よそ検討する。というのも、ジュアンはやや中腰に上目づかいにやってくるのだ。そこで、眉根をひそめてうなるように(またやったのか!)と思うのだった。
 それでも、一応家にジュアンがやってこなかったらよかったと思う者は、家族のなかで誰一人としていない。
 人間は、自分にあてられた品をみると心がはずまずに入られない。その物自体が自分にとって不必要なものであっても、少なくても、人からもらってその品を見るまでは、楽しみが薄れ行くことは無いだろう。

   講評   miri


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