創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
対等な立場 すいーとぽてと
ユージーンの街は、障害者と自然に向き合う街だった。
確かに、障害を持つ人に手を差し伸べていくべきだと思う。私は、この間家庭科の授業でアイマスクをつけて目の見えない人を体験した。手に、目の不自由な人の唯一の目となる白杖をもち、学校の廊下を歩いた。目が見えないことは、とても怖く、不安な気持ちでいっぱいになった。6人で歩いたのだが、皆、ぶつかり合って心から恐怖の悲鳴を出していた。私は、その廊下が3階だったため、階段から落ちそうになった。ギャーギャー言いながら、5分位してようやく、いつもなら1分もあれば歩ける道を歩ききった。精神的にも疲れてしまい、その次の授業はとても眠たかった。本当に障害を持つ人は、常に本当に緊張していると、そのとき改めて分かった気がした。だから私は障害者が困っているのを見かけたら、少しでも役に立てるようになりたいと思う。
しかし、障害を持つ人たちが、自らの力でやり遂げようとする意思の尊重も大切だと思う。パラリンピックの選手は、必ずどこかに障害を持っている。しかし、彼らはオリンピックの選手と同じ種目を日頃頑張って練習している。彼らは、障害を持っているのに他の人に甘えていなく、真剣なまなざしで競技に取り組んでいる。だから、「障害者だから」という特別扱いはしないほうが良いと思う。障害を持つ人にも、健常者と同じように辛い事に取り組む自由を与えなくてはならないと思う。
障害者に手を差し伸べるのも、自らの力でやり遂げようとする自由を与えるのも、良い事だと思う。しかし、「私達の人生は私達が費やしただけの価値がある。」という名言がある。このように、一番大切なのはどんな障害を持っていようとその人の事を本当に尊重し、対等な立場で人生を歩んでいくことだ。
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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