国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   『私は改めて自分の部屋に』を読んで……   ウサリン

 私は改めて自分の部屋に行ってみた。昨晩母が苦労して片付けたおかげで、かなり快適そうな子供部屋になっていた。全然見ない百科事典が全巻あるのもこの部屋にふさわしい。まるで賢い子供の部屋のようだ。 《構成》
 私は、この話を読んで、「うんうん。こういうことってよくあるなぁ〜。」と思ってしまった。
 私の子供部屋は、こうなっている。
 まず、入り口を入ってすぐ右には本棚がある。この本棚は、私の部屋にあるが、家族みんなで使っている。この本棚は比較的きれいなほうだ。本棚のすぐ隣、ここには洋服ダンスがある。もちろん、中身は私の服だ。引き出しの中に入っている洋服は、この話の主人公のももこのように、服がゴチャゴチャに入っている。お母さんは、いつも洗濯し終わった洋服をタンスに入れるとき、ゴチャゴチャの服を見て
「どうしていつもこんなに汚いの?こんなに汚く入れた覚えはないよ!あと、こんなふうにしまっておくとしわがよるよ!!」
と怒る。タンスの上には少し幼稚だが、シルバニアファミリーシリーズのパン屋さんと、1階建ての屋根の家がある。この家は、1週間前に整理した。だから、平気だが、ひどいときはその家たちに地震が起きたような風景になっていた。もしくは、泥棒が家の中に入ったようだった。 《表現》なぜだー?実は、この家などは、タンスの上にある。そして、私のタンスはすこし強めに引き出しを押さないと、すぐに戻ってしまう。壊れている。だから、すこし勢いよくしないとしまらない。そのため、勢いよくしめすぎるとシルバニアファミリーの家具が倒れまるで地震のようになるのだ。最後に、私の部屋の中で一番汚いところナンバー1の登場だ〜!!!それは、『勉強机』だ。私の勉強机は、見た目は一応片付いている。しかし、私の勉強机周辺で最高に汚いのは、机の下、そして、机の奥の方だ。
机の下には、前は沢山の雑誌が机の下に散らばっていた。それは、本当に汚かった。そして、机の奥、前、ここにはおなかがすいたときに食べるおせんべいが隠してあった。そのカスが、机の奥にたまり、すごく汚くなっていたのだ……。
 部屋は、どうして汚くなるのかというと、私の場合『めんどくさい』と思うのがいけないんだと思う。だから、「部屋が見る見るきれいになってくる!すっきり!」という気持ちでやったほうが、効果があると思う。《主題》
 このように、私の部屋はだんだんきれいになってきている!これからも、この話に出てくるももこのようにならないように、部屋をこまめにきれいにしたい。



   講評   yuu



 かなちゃん、こんにちは!
 今日は体験実例が満載(^_^)でしたね。わくわくしながら読んでしまいました。見たことのない、かなちゃんのお部屋、そしてかなちゃんの勉強机、どんなふうになっているんだろうなぁ・・・・・・というゆうこ先生の妄想(もうそう)を駆り立てる(かりたてる)お話でした。わくわく(笑)
 作家のさくらももこさんの書いた「ちびまるこちゃん」は小学校中学年くらいの設定なのかな。今のかなちゃんよりもすこし小さいかしら。
 かなちゃんの作文を読んでいて、私も小学校のころの自分の部屋の様子をすこし思い出してみました。
 もう学校に通っていないゆうこ先生の場合、学校の教科書やノートはいつも使う必要なものではなくなってしまいました。そのかわりに、毎朝するお化粧道具が散らばっていたり、お洋服があったり、というように日常に必要なもので、やはり、ここでも散らかっているのです。
 それに比べて小学校のころは、絶対に必要だったのが学校の教科書や筆記用具類でした。そういうものが机の上にいや〜な山をつくっていたかな。山の中腹(ちゅうふく)にある理科の教科書をとろうとすると(ぬこうとすると)、ドミノ倒しかジェンカのように、上に重なってのっていた他のノートや辞書が崩れて、まるで雪崩(なだれ)のように・・・・・・なんてこともしばしば。(^_^;)
 生活のスタイルに合わせて、必要なものは変化していくことに気がつきました。今は、かなちゃんにとっては大事に思えないものも、5年後には欠かせない必需品になっている可能性もあるわけです。その証拠に・・・・・・学生時代はあまり読んでいなかった(笑)新聞は今では私の良きお友達となりました。新聞紙が近くにないときは、インターネットでニューをリサーチしています。

 話はそれましたが、「一夜漬けは身にならない」という教訓(きょうくん)が、このお話には隠されていましたね。
 いくら、あわててきれいに片付けたお部屋でも、扉を開けたり、引き出しを開けると、その中は、「・・・・・・」という、またやってしまったももこちゃんのかわいい青春時代の回想になっていましたからね。
 かなちゃんの引き出しの上にあるシルバニアファミリー一家は無事ですか? 大きな地震がくるそうなので、ちょっと心配。
 お片づけといっしょに、ファミリーを地震のこない安全な土地に避難させてあげるのもよし、地盤(じばん)がゆるいので、引き出しをちょこっと修理して、頑丈な土地にしてあげてもよし、今後の「きれいなお部屋維持推進(いじすいしん)」のために考えて見ましょうね(笑)(^_^)!


 実体験を満遍(まんべん)なく取り込み、それでいて、長文の主旨に添った良い感想文になっています。
 感想文を書く基礎がここにつまっていると思います。そんな作品です!

   

 次のチャレンジは、
◎私がまるこだったら・・・・・・・
◎お部屋がきれいだと、どうなるか!?
◎お部屋がいつもちらかっていると、どうなるか!?
◎私とまるこの違うところ
◎まるこの良いところ、まるこの良くなかったところ

というような観点(かんてん)で、物語を見てみると、面白い作文が書けますよ。きっとそうであろうという「仮定」をもとに、作文を書いていくことも、立派な感想文と言えます。
 読解のしやすい話題で読みやすいものが長文にあったら、今度はそんな視点でも、お話の主人公に感情を移入(いにゅう)して、かなちゃんオリジナル展開も描いてみてください。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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