国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ウサギ的人生とカメ的人生   いみて

   ウサギ的人生とカメ的人生
 最近、世間では「スローフード」や「スローライフ」といった言葉が多く見受けられるようになった。これは、いかにもカメ的人生を勧めているように聞こえるが、はたしてそうだろうか?そうとは言い難いだろう。なぜなら、本来のカメ的人生の定義からかけ離れているからだ。本来、カメ的人生は、我慢強くことを続けていくという人生観である。そのため、カメ的人生は、単にスピードの遅い人生というわけではないのである。すなわち、今の世界に必要なのは、真のカメ的人生に習うことである。
 そのための第一の方法は、計画性を持った生活をすることである。例えば、消費者金融のCMで「ご利用は計画的に」というせりふがあるが、これは、カメ的な生活を勧めているようなものである。(?)そのため、現代社会で生活するにあたって、計画を立てて生きていかなければならない。
 また第二の方法は、特別なことを考えないことである。例えば、童話を覗いてみると、ウサギは、ペースを上げてその疲れを癒すため休んでいたが、(これが特別なこと)カメは、ただひたすら歩くという行為を続けていただけに過ぎないのに、ウサギに勝利している。そのため、何か変わったことをするより、今までのことを続けていくことも必要だ。
 確かに、ウサギ的人生の価値観も時には必要だ。しかし、今現在こそ、カメ的人生の価値観による生活が、必要なのである。

   講評   muri

何かを地道に継続して行うというのは、人生において一番大変なことかもしれませんね。ついつい飽きてしまったり、めんどうになってしまったりして、途中で投げ出してしまうことが多い自分の人生を反省しました。

「カメ的人生は単にスピードの遅い人生なのではない。」という言葉にいろいろ考えさせられました。若くしてオリンピックで金メダルをとるようなスポーツ選手はウサギ的人生のように思えますが、実は小さい頃から、他の子どもがゲームや遊びに夢中になっている時も地道な練習を重ねてきた本当にカメ的な人生なのかもしれません。とても深い考えですね。

●構成(複数の方法):二つの方法のバランスがとてもいいですね。複数の方法を考えるとき、視点を変えた全く違う方法を並べるというやり方もありますが、このように二つで一つに見える方法を並べるやり方も、とても効果的です。
●題材(体験実例):裕帆くん自身の人生はウサギ的でしょうか、カメ的でしょうか。自分の性格や人生の分析をすると、体験実例につながりやすくなります。


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