創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   忘れていたメッセージ   えむあ

忘れていたメッセージ
二〇〇五年 七月二十七日  やっとの思いで、夏休みをむかえた龍也。
フルネームは、「汐崎 龍也」 十四歳
クラスの中でも案外目立つほうで、部活はバスケットに入っている。
勉強のほうはにがてだが、運動神経は抜群!で、一応この話の主人公なのだっ!!

夏休みにも部活はあるのだが、今日は休みの日だった。
とても暇で仕方が無いくらいだった。 だから、友達を呼んでゲームでもしようと思い電話の前にたったときだ。 家の外で、“ドーン”と大きな音がした。
龍也は、思わず「わっ!」と小さな声で叫んでしまった。 外では車が人を轢いて、その車がレストランに突っ込んでいた。 事故の起こった所の近くに、急な坂道があった。
隣のおばさんがびっくりして出てきて、僕に、
「外で何かあったの??」と、とても穏やかにきいてきた。
おばさんにわけを話すと、「ふーん」と言ってまた家へ帰ってしまった。
その夜
達也の父は刑事をやっていて、いつも事件があれば達也に教えてくれていた。
今日も、朝の事故のことをきいてみると、
「おっかしんだよなー!今日の事故はさぁ〜」といって話し始めた。
「まず、死亡者の人数は2人。 ひとりは、車に轢かれた女性と、車の中で運転していたはずの女性なんだ。 幸い、レストランでの死亡者は無かったんだが・・・。 運転していたはずの女性は、死後2日くらいたっていたんだ。 だから、この事件の犯人は、轢かれた女性か、他者だと思うんだ。」父はそういいながら、缶ビールを飲みほした。
だが、達也は音がなってすぐ外に出たのだ。他者なわけが無いとおもった。
それで、父に「でも、すぐ出たけど、だれも車から出てこなかったけど……。」と、いってみると父は、「そうか…。じゃあ明日の参考にするよ。龍也さっさと寝ろよ!」といって、
風呂にいってしまった。 達也は、寝るときもずっとこの事件の事を考えていた。
次の日
龍也は、昨日事件のことで頭がいっぱいで、寝れなかったので、朝は九時までねていた。
外に出てみると、やはり父と鑑識さん達や野次馬が、前の道に集まっていた。十二時が近くなってくると、次第に人は少なくなっていった。 そこへ、母は気を利かして、父達に飲み物や昼飯をもっていっていた。 達也は、じっとまた考えながら、ジュースの入っていたコップの中に残った氷をなめていた。 すると、「はっ」っと思いついたことがあった。 もしかして、運転席座っていた女性の死体を殺した人が、車に轢かれた女性も憎んでいたら、車にその人が乗って無くても、車に轢かれて死んだ女性を轢くことが出きることに気がついた。 急いで、その思いついたことを、父に伝えにいった。
まさか、それが的中しているとも知らず、まさかな…という気持ちで………
「なぁ、おれ思ったんだけと…。もしかして、死んだ二人はほかの誰かをふくんで、金の貸し借りの出きるほど仲がよかったんじゃないかと、思うんだ!」と、達也は言った。
すると父は、「そうかもしれないなぁ〜。調べてみようか!」と、いって父は携帯を取り出した。 警視庁に電話をして、調べてもらっていた。その間、達也はじっくり父を見た。
父は、「ありがとうございました。」といい携帯をしまい、龍也の方を見て
「龍也!三人は中学からの友達で、高校も大学もいっしょだったようだな。あと、それぞれの名前は車に轢かれた女性が、中島 雪慧(22)車の運転席に座っていた女性が、濱岡 玲奈(22)そして、もう一人の女性は今のところ捜索中だとさ!」といった。
そして、龍也は続きを話し始めた。
「そんで、もう一人の女の人は中島さん達と、喧嘩か何か・・・とにかく仲が悪くなっていて、二人を殺してしまいたいと思うほどになってきた。それで、さきに濱岡さんを殺害、そして濱岡さんの遺体を使って、中島さんを殺害した。っていうのは?」
「そうか・・・。動機はわかったが、中島さん達を殺害した方法はなんなんだ??」と、父はきいてきた。すこしは自分で考えればいいのになぁと龍也は思いながらも話し始めた。「まず、遺体の傷からしてたぶん濱岡さんは、包丁で殺害されたんだろうなぁ〜。まぁここまで位なら、父さんもわかるだろ?」と、半信半疑のような感じできいてみると・・・
「あっあたりまえだ・・・。そっそれ位・・・ははは」おもいっきり動揺している。
「中島さんを、なぜ事故死させたかのようにしたかわかる?」また、父への質問だ。
「そっそりゃー・・・犯人は中島さんを探していると、こんな賑やかな所で見つけた。だから、車で轢いてそっと抜け出せば・・・・」父は、“ばれなくてすむ”と言おうとしていたことに龍也は気づき、話をさえぎって話し始めた。
「むりだよ!周りには大勢の人がいたし、なにしろレストランに突っ込めば自分の命が危なくなる。だからたぶん、坂の高いところに車を止め、濱岡さんを運転席へすわらせる。そして、何も知らない中島さんが、ちょうど通過するちょっと前に車のサイドブレーキをはずせば、みていたら濱岡さんが轢いたようにみえる。けど、そんなことしていたらとても目立つ。だから、その人は氷をつかったんだよ!大きな氷を三角にきって、車の前輪の前においておく。そして、サイドブレーキをはずしておいて置く。 そしたら、時間がたてば車は勝手に前進し、坂のせいで加速していくから、人が当たったらひとたまりも無い。でも、そこに中島さんがいなければ、ただレストランに突っ込むだけ・・・。 でも、たまたま中島さんがいて死んだんじゃないはずだと思うんだ。 その人は、たぶん・・・中島さんに「レストランの前で待っていてほしい」とでもいったのだと思うよ・・・」と、龍也は自分の思いついたことを、いいきった。 でも、父は納得がいかなかったのか、
「でも、喧嘩してる人に呼び出されて、何も感じずにいると思うか?」といってきた。
だが、龍也は言い返すだけの思い付きをした。
「『レストランの前で待っていてほしい。中島さんと浜岡さんに謝りたい』とでもいえば、どんな疑い深いひとでも来ると思うよ。だって、今までずっと仲がよかった人だったら…。」
達也が言い終えると同時に、父の携帯がなった。 警視庁からの、調査結果のようだ。
「はい・・・・・・・・ありがとうございました。」といい終えると、おしえてくれた。
「もう一人の女性は、奥山 久美子(22)で、やっぱり三人は喧嘩していたようだ。
もうひとついい情報がはいったよ!三人は同じアパートの住人だったようだ。」と、言った。
「アパートの場所は??今のところわかってるんだろな??」龍也はそのアパートにいって、様子が知りたかった。
「わかってるさ!そこへ、いってみるか?」と、父は気を利かせてくれたようだ。
それから、タクシーが使えなかったから龍也・父・鑑識(一名)で、自転車で容疑者と、被害者のアパートへいった。
アパートへ向かっている途中、
(俺は、氷を使って昼間にしていたようにいったけど・・・いまおもったら、それはそれでめだってしまう・・・したら、犯人はどうやって濱岡さんをのせた車を、中島さんに轢かせたんだろう?・・・・・・・わからない・・・・)そうして龍也が考えているうちに
アパートに着いた。 龍也的には、アパートというよりマンションのすこしだけ階を減らした建物に見えた。なぜなら・・・なんと、建物のなかにエレベーターがついていた。
龍也がびっくりしていると、エレベーターがきてなかに老人がいた。 すると老人は、
「あなた方ですか・・・。警察の方というのは・・・」と、いいながら愛想よくわらった。
「あなたはどなたですか?我々が来ることは、大家さんしか知らないはずですが・・・」と、いうと老人は「あぁ!申し送れました。私は、長岡 妙子このアパートの大家です。もう、七十九のババアですよ。(笑)このエレベーターは、私が足腰が悪くなってからつけたんです。年寄りには、階段で四回はきついですから・・・」と、また笑みを浮かべながら答えた。 龍也は、七十九にしては若いような気がした。こえはかれているが、くびすじのしわがなくきれいにはっていて、血管もうきあがっていなかった。それだけ、元気なのだろうと、龍也はながした。
その長岡さんに連れられて、三人の部屋まで案内してもらった。
濱岡さん、中島さん、そして被疑者の奥山さんのへやの順番に見せていもらうことにした。まず、濱岡さんのへやをみせてもらった。きれいに片付けたあった。 片付けてあるだけではなかった。 ほこりひとつさえも、ころがってないようなきれいさだった。 鑑識は、調べるためにきれいなのを承知で、掃除機をかけたところ数量の髪の毛がはっけんされた。なにかのてがかりになるかもしれないので、警視庁に調べてもらったところすべて濱岡さんのDNAといっちしたそうだ。ほかにも部屋を調べたが、濱岡さんのものしかでてこなかった。殺されたのは二日前だというにもかかわらずに・・・。 龍也は、ひとり濱岡さんにの、寝室にむかった。ここはまだ父も鑑識さんも調べていなかったからだ。イをイをと調べたが、疲れたのでべっとにつわると、“ゴツッ”といって少しいたかった。
「いってぇ〜!????なにいかあるのか??こっこれはっ!!」

   講評   sumomo

 最後はどうなるんだろう?結末が気になります。
これからもいろいろなジャンルの本を読んで、自分の書きたいことを表現してください。これからいろいろなことに挑戦できますね。元気でね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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