国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   レンタル   ミュウ

 現代では、環境問題が課題の一つとなっている。製品の増加に伴い、ごみも増えてきた。街中が品物で溢れ、焼却炉や埋立地の処理能力は、限界に近づきつつあるという。しかし、これからも便利で高価な製品が開発され、販売されるだろう。それらを買う人が、ごみを増やしつづけるのだ。そこで、これから先必要とされる中の一つとして、レンタルが挙げられる。CD・ビデオ・DVDを始めとし、ドレスや着物という、滅多に着用しない洋服までもが借りられるようになった。レンタルショップを利用する人は少ないが、それらの店を利用する客が増えると、家の中がスッキリし、地球もスッキリするはずだ。だから私たちは、もっと活発にレンタルをすべきである。
 そのための第一の方法は、一人一人の価値観を改めることだ。世界中の人は、「物を持っている=偉い」と考えている。例えば、車を持っている人に対して「凄い」と口にする人は多数いる。しかし、マイカーがあるのは、ただ単に自慢したいだけではないだろうか。頻繁に運転する人なら、まだ車の必要性がある。しかし、週に1,2回、ましてや一ヶ月5回ぐらいしか使用しないのなら、その都度レンタカーに乗ればよいだけなのだ。自動車ではないが、私も反省している。どこの市町村にもある図書館、これも一応レンタルできる施設だ。家にない本が読みたくなったときは、必ず本屋へ行った。「本は買うべき」という独自の価値観を持っていたからだ。しかしこれからは、出来る限り図書館で本を探したいと思う。
 第二の方法は、システムを整備することだ。もっと貸し借りをシンプルにすれば、どの年代の人々も楽にできる。値段が高くついたり、店内に品物の量が少なかったりすれば駄目だ。最近の日本では、車椅子を貸し出す自治体も出てきたようである。どうやら足を骨折した場合等に、レンタルが可能なようだ。もっと様々な地域で自治体が住民に知らせ、行動すれば、国民の生活はもっと楽になるだろう。図書館も同様だ。ここ数年で、予約はパソコン、貸借は図書館、という仕組みも成り立ってきたようだ。もし、本を家まで配達するしくみもできるなら、図書館の利用も今まで以上に活発となるだろう。その分、現代人の運動不足も問題となるかもしれないが(笑)。難しい課題だが、賃貸しの店も、工夫を凝らすべきである。
 確かに、自分で物を所有していると自由で、自分の好きなように出来る。しかし、「正しいものは、悩みも多い。」という名言がある。この言葉のように、物品を求める際には、「本当に必要か、買わなければならないのか。」、「一時的なのか、所有するのか。」をしっかりと考えることだ。全部レンタルしろ、という訳ではない。レンタルとは、お試しでもあるのだ。気に入って、自分のものにしたければ買えば良い。私も、レンタルで済むものはレンタルで、という考え方のもと、生活していきたい。

   講評   nara

 今の字数課題は800字以上で、いつもそれを大きく上回る字数で書けているね。清書の場合は、600字ぐらいに要約してごらん。要約することで、自分の文章の骨格がより明らかになるよ。もし、うまくまとまったら、一般紙(新聞)の読者投稿欄に出してみてもいいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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