創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
逆境による利益 はる
(第一段落)
私は、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。
(第二段落)
そのための方法としては第一に、失敗を恐れずに積極的に物事に挑戦していくことである。私は、今年になってバレーボール部のキャプテンを務めている。同い年の子が今までキャプテンを務めていたのだが、今年になって休みがちになり、キャプテンを下ろされてしまったのだ。そして、副キャプテンであった私が昇進したわけである。しかし、いざキャプテンになってみると、周りの状況をよく見るようになり、その反面、自分のプレーにも不安や苛立ちを装う『欠点』がいやというほど見えてきて、とても苦しい思いをした。何度も困難に遭遇し、目先のことだけにとらわれるようになってしまったのだ。しかし、「こんなのがキャプテンであってはいけない。キャプテンだからこそ自分に自信を持って強い気持ちを持たなくては」と自分に言い聞かせ、今やっと、みんなをよく見つつ、且つ常にワンランク上の自分を目指していけつつある。
(第三段落)
また第二の方法としては、敗者に対しても考慮されるような社会体制を作ることである。私は現在、私立の中高一貫校に通っている。中学受験を通過し、今に至っているのだ。私は三校受けたのだが、第一志望校である学校には努力不足により、不合格だった。しかし、第二志望校である学校は合格だったので、今、楽しい学校生活を送らせてもらっている。このように、敗者復活制度のない社会では、一度の失敗が大きな影響力を持つため、失敗を恐れずに挑戦していくということがなかなかできない。よって、失敗を跳ね返すことのできるチャンスが残されているような体制を作ることが必要だ。
(第四段落)
確かに、逆境より順境にいた方が心に余裕が持てる。しかし私は、困難なことにも挑戦し、逆境をプラスに変えていくような生き方をしたい。
講評 tama
体験から導かれる意見には説得力があり、共感を生みます。非常によい作文になりました。
はるさんの実体験をそのまま生かし、どんな困難にも打ち勝つことのできるような強い心を持った人になってくださいね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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