国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
アルフレッド えのぬ
このお話しには、アルフレッドの家族のことが書いてあります。ぼくが、この話しを読んで、一番かわいそうだなと思ったのは、ロベルトがお金を雪の中に落としちゃった事です。だけど、お母さんがおこんなくってよかったなーと思いました。みんなやさしいなーと思いました。
おとしちゃった男の子はどう思ったのかなー。みんなはどう思っているのかなー。と思いました。お母さんはどうしてゆるしてあげたのかなー。と思いました。
もしぼくが、お母さんだったらおこってたかもしれないなー。ロベルトだったらおこられたらかわいそうだしなー。どうしておこらなかったんだろう。
ぼくはこの本を読んでかわいそうだったけれどお母さんやさしいしほかの子たちもやさしくてよかったです。フレイよりもさきに落としたお金が見つかるといいなあ。だけどスープだけでものめてロベルト兄さんはうれしかったんじゃないかなー。
講評 nakahi
健人君、先生が電話でお話したように“一番〜と思ったのは”と、書けましたね。健人君はこの話を読んで、かわいそうだと思ったんだね。先生もかわいそうだと思いましたよ。お母さんにおこられなかったことを不思議(ふしぎ)にも思ったんだね。きっと、「わざと」お金を落としたのではないとお母さんもわかっていたんだね。
健人君は同じような体験(たいけん)はなかったですか?先生はありますよ。先生が小さいとき、240円を持って牛乳を買いにいったのだけど、ポケットの底に10円がひっかかっために、230円しかポケットから出てこなくって、結局牛乳を買えなかったのね。帰ってからお母さんに言うと怒られずに、もう10円もらえたのね。それで牛乳をもう一度買いに行くことができました。そのとき怒られていたら「わざとじゃないのに!お金が勝手に無くなったんだよ」と言い訳(いいわけ)したと思う。でも、怒られなかったから、そのときからお金は財布(さいふ)に入れることにしたんだよ。怒られなかったことで、お母さんの温(あたた)かい気持ちと、さらに、失敗から学ぶことができたという思い出です。
健人君にもこの長文を読んで、自分の経験(けいけん)を思い出したようなことはありませんか?長文の感想文はこれからも少しずつ書き方を学んでいきますが、自分の経験(けいけん)も書けるようになると、長文の内容を深く理解(りかい)できるようになるので、自分の思い出を文章(ぶんしょう)にできるようにしましょうね。
でも、健人君がロベルトの気持ちになってこの長文を読んでいることが先生はとてもよくわかりましたよ。ひとの気持ちを知ることができることは、とても大事(だいじ)なことです。健人君はすごく優しい子ですね。それから、大きくなったらきっと、皆に好かれるリーダーになると思いますよ。
お話し→お話(お話しを“〜する”目的で使うとき(英語でいうとtell)には“し”がいりますが、“お話”をstoryとして使う場合は“し”はいりません)
おこんなくて→おこらなくて(“ん”を真中にいれる言葉は話し言葉の場合が多いので、作文には書いてはいけません。気をつけましょうね)
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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