国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   使い捨てカメラがない!   シーラカンス

 近代になって、日本の文化や生活様式などは絶えず変化している。その反面、新しい言葉も増え、古くからの考えを持った人たちとの対立はめざましい。その新しい言葉の変化として「ら抜き言葉」というものがある。若者に限らず、多くの人々が使っていて、それは言語として浸透しているものでもある。このように、新しい言葉が作られてはいないとはいえない。新しい言葉を増やすことを主張する人たちと、古い文化を守ることを主張するにはそれなりの理由があることを意味する。ここでは、その理由を追求することとしよう。《構成》
 「ら抜き言葉」を使うほうがよいという意見である、新しい言葉や生活様式などをとり入れていくのは良いと思う。なぜなら、新しいものをとり入れることで機能や性能が充実していくからだ。機械産業の時代ともいわれている現代において、新製品を導入し古いものは捨てていくことを当然のように行われている。このあいだ、電気製品を買いに電気の街、秋葉原にいってきた。古いもの(極端な例なら白黒テレビ)などは店の片隅にすらないであろう。大手家電量販店の石丸電気に使い捨てカメラを買いにいき店員に場所を聞いたところ意外な一言が。「この店ではお取り扱いしておりません」と。使い捨てカメラは旅のアイテムとして使われてきたものだったが、近代ではカメラ付ケータイが9割5分を占めるという時代である。ますます世の中を便利にしていく物の登場により、人々の作業は簡便化できているのだと私は思う。《構成》《題材》
 「ら抜き言葉」を使わないほうが良いという意見である、昔からの伝統などを守るのも大切なことであると思う。なぜなら、昔の人たちが考えたもののほうが優れていることもあるからだ。国内で私が行ってみたい場所の一つに世界遺産登録済みの白川郷の合掌作り集落がある。ここは冬にもなればスキーもすいすいできるような豪雪地帯で朝の気温が氷点下10度を下回ることもある。同様に、豪雪地帯である最近の新潟の家のつくりは、屋根を斜めにして断熱材を部屋の壁に取りつけ、大雪対策に二階に玄関をつけるなど工夫をしている。しかし、これらは白川郷を築き上げた人たちの真似に過ぎないのである。実際、断熱材を付けた家と、わらを何重にも重ねてできた白川郷の家では温度差があまり変わらず、白川郷の家のほうが自然の温かさがある。日本の昔の文化の中にも今も受け継がなくてはならないものがたくさんあるのである。《構成》《題材》
 新しいものをとり入れるのや、昔の伝統を残すことはどちらも大切である。だが、最も大事なことはいろんな文化が混ざる中で必要であるかどうか見極めることである。「有名映画監督の作品がどれも素晴らしいとはいえない」という名言にもあるように、必要性の高いものを選ぶのが重要だと思う。《主題》《表現》

   講評   miri


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