国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
教育における競争原理 はるる
夜九時過ぎ、ほとんどシャッターが閉じられた商店街を歩いていると、予備校のカバンを背負った小学生が何人かのグループになって帰宅しているのを見かける。この小学受験、中学受験には賛否両論がある。受験競争という重圧が、子供の正常な成長を阻害するのではないか、と先生方は考えるわけだ。しかし、テストの点数主義、競争原理を教育から除外したら、社会に適合できない人間がますます増えていくという問題が発生するのではないかと思う。
このような問題の対策として、本当の社会の姿を知ることが上げられる。学生時代、私たちはあたかも今存在する社会は競争がない社会であると教えられる。しかし、それは全くの嘘であり、現実の社会には競争原理が当然存在するし学歴が人生を大きく左右するのは確かな事実である。社会人となったら、誰も自分を保護し慰めようとはしてくれないのだ。
確かに、過度な点数主義は悪である。しかしながら、それを全否定した所で何が残るのだろうか。本当に恐ろしいのは、今まで競争を経験したことがない、もしくは知らない人間が始めて社会に対峙した時に受けるショックである。大切なのは、子供を競争から保護するのではなく、慣れさせることである。私が夜、予備校帰りの小学生の集団を見かけた時、彼らの顔は決して曇ってはいなかった。むしろ爽やかに輝いて見えたのは、私の気のせいだろうか。
講評 sugi
字数を減らして、内容が凝縮されたようだね。うまくまとまっています。
このところ、順調に勉強が進んでいるね。八月の作品も期待していますよ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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