創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   それは人類を幸福にするか?   一休さん

   それは人類を幸福にするか?
 一休さん 
 近頃、国語審議会で議論されている「ら抜き言葉」は際立って取り上げられている。この言語をきっかけにして、国語問題の現状を再考することができる。現代は、旧世代の人々には理解しづらい若者造語がまかり通っている。従来の尺度を越えた変容が進み、世代間の断絶が背景にある。根本には、言語観の違いも関係している。これらのことを含めて、私達の言葉は各自がそれぞれの立場で思考していく必要性があり、また原点に戻り幅広い分野で論議を重ねることが大事である。(要約)古いもの・新しいものを区別しながら我々は文化を向上させてきたのである。
 確かに、合理的な新しいものを重視する見解もある。常に時代の最先端を突き進んでいるものは「格好がいい・やりやすい」などの便利さを追求している。時は何もしなくても過ぎていくもので、同時に言葉の変化が起こる。国語科の先生がよく口にしていたことだが、「人によって文化は築かれ、変化していく。ら抜き言葉など百年もすれば公に認可されているよ。」とこの長文からでも納得ができる言葉である。現代で先端技術の一つといえば「コンピューター」であろう。検索すれば自らの目的に合った内容がありふれるぐらいリンクしてしまう便利さである。しかし、これには表面的には利用し易さがムンムンとしているが、裏面はとんでもないトラブルの種が蒔かれている。インターネットは全世界に繋がっている組織だが、悪人がつくったサイトなども中に存在している。僕も、一度だけ何もしていないのに巻き込まれていたことがあった。その時、現代の文化の便利さの恐ろしさを感じた。(体験)
 しかし、伝統的な古いものを大切に扱う意見もある。前世代にあった文化を無くすようなことはあまりない。現に、世界遺産や文化財などに指定されているものもあったり、「源氏物語」「竹取物語」などの古い読み物、いわゆる「古典」は学習課題となっている。僕の学校でも「古典」を学習しているが、「何でこんなものを学ぶのか」と疑問を抱いている。先生は「現在の言葉を理解する原点」と答えていた。昔話にも「姥捨て山」があり古く役に立たない老婆を捨てる山の事だが、「亀の甲より年の功」という有名すぎることわざ(笑)があるように古いものでも、今の人類に「正しい知識」を伝えてくれている。だから、人々は古代のものを大切にする姿勢があるのだろう。
 大事なことは古い・新しいを対比して外観的に考えるのではなく、内面を深く見つめてどちらが人間の目的・幸福に近づけるかを考え判断し、選択することである。(総合化)「脱皮できない蛇は滅びる(ニーチェ)」という名言どおり、日頃から新しいものを取り入れ、古きものを保存し利用しながら文化を広げていくことは人類にとって欠かせないことだと思う。

   講評   miri


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