国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自ら体験をして・・・   怪盗ピエナ

わたしは、便利さに流されることなく、生きるための知識や知恵を自らの身をもって習得していきたい。
 そのための方法としては第一に、便利なものに頼らず、自分の手足を使うことである。前、アトランタ、シドニー、アテネオリンピックのソフトの宇津木監督の講演会と、スポーツ教室を受けるために津市と久居市にいった。津市へ行くために、わたしたちは、電車を利用した。わたしのお母さんは、車に乗れないのでわたしは、小さいころからよく、電車やバスを利用していた。なので、一人ではないし、ある程度は方向音痴のわたしでも、津市にたどり着く自信はあった。けれど、ほとんどの人のお母さん、お父さんはどちらとも車に乗れるので、ほとんどバスや電車を利用した事がなかったのだ。「あぁ…どうしよう」と思いつつも、津市にたどり着くことができた。わたしはよく、母に
「何で車に乗れないのよ!!!」
と怒っていたが、そういう面では良かったと思う。(けれど、そのことを母に話したら、調子のいいことに、「そのためにのらないのよ〜!」と言っていた。(笑))
 また第二の方法としては、学校教育においても、机上の勉強だけでなく、実体験に基づく学習を取り入れていくことである。理科の授業で、よく実験をする。単に先生の話を聞いて、○○と▲▲をまぜたら、□■になるというのを覚えるよりも、実際に自分がやってみた方が、はるかに覚えやすい。実験をする事によって、●●と△△はまぜてはいけないなど、日常生活に使うものの注意も覚えることができるのである。また、家庭の調理実習や手芸も同じである。ただ、みているだけでは、うまくもならないし、自分で料理やマフラーなどをつくることで達成感も得られるのだ。
 確かに、一度便利になってしまった生活を変えることが難しい。しかし、『私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある。』という名言もあるように、わたしたちは、自分の手や足を使って、生きるための知識や知恵を身につけていくことが大切だ。

   講評   mako

 わたしも最近、からだを使うことの大切さを実感しています。からだを使うことよりも頭をつかうことのほうが上等なことのように思ってしまっていませんか? 
 「文武両道」ということばがありますが、学問もスポーツも両方できるのがいいという意味で使われることが多いですよね。でも、養老孟司さんによると、からだも頭も両方使ってこそ、互いのはたらきが生かされるのだということを言っているのではないかと述べています。頭とからだを切り離して考えるのではなく、両方あってはじめてヒトになる。そういうあたりまえのことを忘れてしまっていました。
 もう一つ、養老さんは興味深いことを言っています。「個性は頭の中で作られるのではなく、生まれながらに持っているからだのほうにある。」というのです。これも言われてみればあたりまえのことで、からだは一人として同じではありませんよね。
 生まれたときからみんな個性がある。本来教育というのは、それぞれバラバラな個性を持っている者が共同で生活できるように社会性を身につけることだという。だったら「個性をのばす教育」とはいったいどういうことをいっているのかということになります。
 からだも頭と同じぐらい使わないと、本当の自分だけのよさは発見できない。「自分で歩いて出かける。」そういう体験の積み重ねは、現代のヒトにとって考えている以上にいいことがあるような気がするよ。お母さんは正しい。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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