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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新しいもの、古い物   すいーとぽてと

 今、ら抜き言葉に関心が集まっている。また、世代間の断絶も背景にある。同世代にしか通用しない隠語がまかり通っている。最近その断絶は深まるばかりだ。教育、マスコミ、その他それぞれの現場で、自分達の言葉を考えていかなければならない、ということだ。時代の変わり目で、私達の言葉をどうしていくか、各自が考えていく必要がある。
 確かに、新しい物を取り入れていくことは良い事だ。今、新しくて便利な物がたくさん増えてきている。パソコンや携帯電話もそのひとつだ。私は、学校から帰ってきて、夕飯を食べたらすぐにパソコンへ向かう。携帯電話を持っていないので、メールはパソコンでやる。友達は携帯電話なので、返事がすぐに返ってくるのでそれに返事をする、また返ってきて送る、ということを繰り返しているうちに、あっという間に1時間は経ってしまう。30分くらいメールをしていると、近くで目をギンギンに光らせた母が、
「もういい加減にしなさい!電源切るよ。」
とパソコンの電源のスイッチを消す動作をする。急いで、
「はい。もう消します。はい。はい。」
と「はい」をまるで壊れたレコードのように言い続けながらまたメールを送る。新しいものは、とても便利なので、これからも発展させてより使いやすく、より便利なものが増えると良いと思う。
 しかし、古い物も大切だ。昔話「姥捨て山」の話にもあるように、年をとった人の知恵は素晴らしいと思う。また、昔からある「諺」も、知っておくとためになる。だから、このようなものは今後も残しておかなければならないと思う。
 新しいものを取り入れることも、古い物を大切にすることも大切だ。しかし、「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という名言がある。このように、一番大切なのは、何のためにそれを発展させていくかである。

   講評   kira

 すいーとぽてとちゃん、こんにちは。部活も一休みで、今は勉強に集中しているのね。今回は「ら抜き言葉」についての考察から、世の中の新しい動きをどのように受け止めたらいいのかといった問題に発展させたい問題でした。
 私たちはとかく保守的な立場で、新しいものに眉をひそめる傾向があります。若者言葉と呼ばれるものには、意味不明、あるいは軽薄なものがありとうてい受け入れる事はできないというわけです。しかし、取り入れるべき点もあるのではないか、なぜそのような変化が現れたのかということは考えてみるべきことでしょうね。
 同様に、携帯電話に対する風当たりはひどいものです。犯罪の温床のように言われているけれど、便利さゆえに悪用されるとその程度がひどいというわけです。それだけなんです。実際、私の娘にも携帯は持たせていません。すいーとぽてとちゃんと同じでパソコンでメールしています。便利なものこそ、発展的な気持ちで使う人が増えるといいのだけれどね。
 昔話実例、うまく入りました。効果的ですね。昔のもののよさも十分理解したうえで新しい動きにのる。温故知新がいいのではないでしょうか。
 次回はお知らせしたように「休み宿題」です。今度は19日にお電話しますね。
 

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