国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
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情報の利用 周
子供のころに、道に迷わなかったのはどうしてだろうか。むしろ、それは地図を使わなかったからではないか。人間は地図という文化を持ったことによって、かえって迷う可能性が高くなった。外から入ってくる情報は正しく使いこなしてこそ、その真価を発揮する。人間の作り出した情報は、行動の助けになるものであると同時に、反面、使い方がきちんと身についていない限り、逆の結果につながる危険性すらある。
確かに、他人の情報を利用することは良い。今は、地図どころかナビという文明の利器がある。目的地さえ設定すれば、どんな方向音痴の人でも連れて行ってくれる。間違っても怒らないし、到着予想時刻や高速道路の料金まで教えてくれる。時刻表でもそうである。携帯やパソコンで到着したい時刻を入力すれば、難しい時刻表を見なくとも、行き方や電車料金さえ表示してくれる。うまく利用すればこんなに便利なものはない。
しかし、自分の経験で得た知恵を利用することもよい。僕は以前、川をたどって上流まで行ってみたいという友達に付き合ってかなり遠くまで行ってしまったことがある。帰りに迷って帰れるかなと思ったけど、勘でなんとか帰ってくることができた。僕は父の転勤で2回引っ越ししている。僕は知らない土地でも地図を見ればそんなに迷うこともないし、結構すぐに慣れる。しかし地図とかナビばかりを使っていたら人間の第6感みたいなものが失われていくような気がする。
確かに、他人の情報を利用するのも自分の知恵を利用するのも良い。しかし、「理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある」という名言があるように他人の情報を使うのは、自分の知恵では無理なときだけにうまく利用していくことである。<<総合化>>
講評 kira
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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