低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2426 今日1683 合計54019
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分と他人の意見   あにせ

 動物は地図を持たない代わりに、習慣によって獲得した目的地までの道筋や情報を、無意識のうちに蓄積しており、その情報に忠実に行動する限り、動物は迷いにくい。目的地へ向かう際の先の見通しは、日常的な無意識の習慣の奥に埋もれ、取り立てて問題にすることがなければ、意識に上ってこない。このようなレベルの行動や意識は、動物も人間もそうは変わらない。外から入ってくる情報は、正しく使いこなしてこそ、その真価を発揮する。逆に、自らの経験によって手に入れた情報は、文字通り身についたもので、無意識のうちにも行動につながっていくものだ。
 確かに、他人からの情報を利用することは大事なことだ。他人は、当たり前だが自分とは違う人生を送っているわけだから、自分とは違う経験や意見を持っている。そのような他人の経験や意見を参考にして、よりいいものにすることができるかもしれない。
 例えば、旅行に行くときほとんどが知らない場所だと思う。何もわからないのにただうろうろしているだけでは旅行でも何でもない。そういうとき、前からガイドブックを見たりネットで調べたりするだろう。そのような他人の意見や体験を使わないと何もできなくなってしまうのだ。このような物を見るとき、「あ、他人の意見を聞いているんだ。」とは思わない。私達は、無意識に他人の考えを利用しているのだ。
 しかし、自分の経験をその後に利用することも大切だ。私はよく母に、わからない言葉は自分で辞書を引いて調べなさい。と言われる。人に聞くとその時覚えているだけになってしまうが、辞書で調べればずっと覚えている、ということなのだ。確かにそう思う。辞書で引いた少し難しい言葉は今でも覚えているものもある。しかし、母に聞いた言葉は、あまり頭に残っていない。聞いたかどうかも忘れてしまっている。(笑)やはり、自分で調べてその場で自分の頭に入れることがその先にもつながっていくと思う。
 他人の情報を利用することも、自分の経験を利用することもどちらも大切なことだ。しかし、本当に大切なことは『理想に到達するための手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある。』という名言があるように、それに応じた方法をうまく利用していくことだと思う。他人の意見も参考にしながら、自分でもいろいろなことを知っていきたい。(総合化の主題)

   講評   miri


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)