国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   相手   えあゆ

  相手を受け止めるということ
                文音
 目あきは、何でも見えるために、何でも解ると思っている。しかし、目あきが見えているのは目の前に見えるものばかりだ。盲人の人達は、一日単位では、目あきと較べると確かに何にも見えない。彼らは、目が見えない代償として、心の眼は、耳、身体、足、鼻、その他諸久の期間を「見る」ために動員するものを与えられている。生態系には、無駄なことがたくさん満ちているが、それは、神話・昔話と同じことである。自然との調和こそ、我々人類が生存し続けるために避けることの出来ない原則になった。(要約)
 確かに、「自分の目標に近づくためには、周囲と常に直面して争わなければならい」という意見がある。例えば私が通っている中学校では、毎回定期テストで自分の学年順位が(個表)出される。また、最後の期末テスト終了後には、一年を通しての成績表が家に郵便で送られてくるのだ。これにはさすがの私も、驚かされ、常に自分と向き合っていくことにした。そこで、私の目標は前回のテストよりも順位を上げることなのだが、順位を上げるということは、もちろん周囲とのレベル争いになってしまうのである。(複数の意見一・体験実例)
 しかし、反対に「周囲との調和を考えることが大切だ」という意見もある。例えば今までに起きた戦争の原因は、ある一部の人たちが自分を中心として考え、自分にとっての利益しか考えなかったからであると私は考える。そのために大勢の国民たちは犠牲となったのである。だから、まずは世の中を「平和」にしたいと思うのならば、一人一人が周囲を思いやる気持ちを持つことから始めるべきである。そうすることによって少しでも本当の「平和」に近づけると私は考える。(複数の意見二・社会的実例)
 確かに、「自分の目標に近づくために、周囲と常に直面して争わなければならい」という意見や、反対に「周囲との調和を考えることが大切だ」という意見もどちらも大切である。しかし、一番大切なことは、自分も含めた地球全体の在り方をもっと実感することである。また、「存在するものには、良いとか悪いとか言う前に全てそれなりの理由がある。」という名言もあるように、相手を悪いと決め付けて、嫌うのではなく、なぜそのようになったのかというしっかりとした理由を受け止めてあげることが大切なのだと私は考える。(反対意見への理解・総合化の主題・名言の引用)

   講評   hota

 今回、森リンの点数も85点と結構よかったですが、内容的にもなかなかよくまとまっていました。「総合化の主題」もうまく書けていましたね。
 要約も、いつもどおりバッチリです。「体験実例」、「社会実例」や、名言を引用した結びの段落も、無理がないので説得力がありますね。いいです。
 ひとつだけ、言うことがあるとすれば、複数の意見は「……という意見がある。」という書き方ではなく、「……である。」という言い切りの形にした方が、より印象強いですね。「……である。」「しかし、……なこともある。」「どちらも大切だが、本当に大切なのは……である。」という流れで書こう。(表現の仕方の問題なので、内容的には文音さんは既にできています。)

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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