国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
講評 nakahi
礼菜ちゃん、今回の作文は作文というより、研究論文のような形で書かれていたのでびっくりしましたよ。実は礼菜ちゃんは理系の科目が得意なのかしら?
2つの国を比べるという論点で書くことも自分で思いついたんだね。自分でリサーチトピックを探しだすということも大事な作業です。〜と〜を比較することは研究の基本です。オランダとスイスの地形や文化の違いを比較してうまくまとめることができましたね。
まず、最初の段落も上手に書けていました。旅を通じて、相違点を知ることができたと書いて、次から相違点を並べていくのはすごく流れのいい作文です。首都、面積、食べ物、言語などの違いを調べましたね。そして、実際に自分が行き、現地で発見したこと(チーズの食べ方が違う等)を書くことができたのが、他の人が書けない素晴らしい内容でしたよ。
まとめの内容だけが、まだ「比較」から脱せていなかったのが残念でした。人口のことは「比較」だから、第2段落や第3段落の中にまとめてしまいましょう。まとめはむしろ、「比較」を超えて大きなことを書きましょう。「私はスイスとオランダは同じヨーロッパ大陸にあるにもかかわらず、言葉や土地や食べ物などが全く違い、驚きました」ここまではOKです。その後、「同じヨーロッパ大陸内の国で、これだけ違うのだから、他の大陸の文化圏なら想像もつかないほど違うのではないだろうか。地球はひとつではあるが、たくさんの文化や文明を総括する貴重な星なのだ。」とか「もっと他の国を見て、見聞を深めたい」とかね。清書ではまとめをもうすこし工夫しましょうね。
それにしても、先生は礼菜ちゃんの作文で、オランダとスイスのことを勉強することができました。どうもありがとう。
北海に面しているので→それから、オランダは北海に面しているので
(前述に淡水湖のことが書かれているので、突然北海のことを書くとすこしこんがらがってしまいますよ)
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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