国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   大切なユーモア   くろーばー

 空襲で爆破されたロンドンのデパートが、「本日より入り口を拡張しました」という看板を出した。イギリスではユーモア感覚が高く評価されているのだ。それに比べて日本はそれほどまでにユーモアを高く評価していないように感じる。真面目な日本人なら、不真面目だ、と思うだろう。ユーモアというものは論理では解釈するのではなく、センスの問題になるのだ。
 私も著者のように日本ではあまりユーモア感覚が高く評価されていないように感じる。でも、私のクラスメートはいつも明るくて、みんなを笑わせている。授業中でもその勢いは止まる事がない。くだらないけど面白いのだ。
「本日、大特価セール!先生のジョーク1回20円!(安いのか高いのか分からない。)授業つきなら50円!(うっそー!まだ小学生なんだから義務教育でしょ!?)まいどー!」
と意味の分からないことを大声で言い続け、最後には「いい加減にしろ。しつこいぞ!」という先生のお怒りを買う事になる。(笑)子供というのは無邪気で明るい子供が多い。(とは言っても暗ーい子もいるのだが。)だがしかし、大人になるとたいていの人は昔のように楽天的な考えを仕事・職場まで持ち込まない。そこに注目してみると子供のほうがリラックスしたゆとりある生活をしているように思われる。(ゆとり教育?)そして先生はどうだろう。確かに生徒にはまともな(?)大人になって欲しいだろうが、ちょっとガヤガヤしたり、小さな声で喋ったりしただけで驚くほどとてつもなく怒る先生もいるのである。(その先生は今はいなくなっていて、皆喜んでいる。)私の担任は、寒すぎるギャグを言ったりして、みんなはまるで氷のように凍りついている。
 ユーモアの感覚がある人———といえばうちの父も寒いギャグを言っては家族全員を呆れさせている。「布団が吹っ飛んだ、か?あっはっはっは!」・・・・・・・・・・・・・。家族全員がシラーっとしてしまう。「もうちょっとましなの言ってよね、言うなら!」皆の反応は毎回変わらないが、父は楽しんでいるのでいいとしよう。(それでいいんだ。)でも毎回反応してあげている(?)私と母もある意味すごいかもしれない。笑ってあげる優しさ!?とにかく「ユーモア」はうちの家にとって結構重要なのかも知れない。怒られているときでも父がさりげなーくギャグを言うと、母はガックリきて怒る気力をなくすらしい。
 人間にとってユーモアというものは、ゆとりをもって楽しい生活をしていくのに欠かせないものだと思う。いくらお金があっても、財産があっても生活の中に「ユーモア」がなければちっとも楽しくないはずだ。言葉の森でも『ユーモア表現を入れる』というのがある。かたっくるしい文章だと面白みがないからだ。『笑う門には福来る』と言うように、ユーモアはとても大切なものだ。私はこれから、イギリス人のようにユーモアを日常に取り入れ、もっともっと面白みのある生活になるようにしていきたい。

   講評   yoo

 くろーばーさん、こんにちは。夏休みももうすぐ終わりですね。二学期の準備に忙しい時期だと思いますが、よくがんばってくれました。今週の感想文もとても上手にしっかり書けましたよ。たいへんよくできました。(^o^)/

<第一段落>
 要約……イギリス人と日本人のユーモアのとらえ方の違いを表した文章を、きちんと選び出すことができました。長文の内容をよく理解しているのがわかりますよ。
<第二段落>
 似た話1……ユーモア感覚のある楽しいクラスメイトを紹介してくれたね。会話文を効果的に使って、その場の雰囲気を上手に伝えられました。くろーばーさんの文章も、軽快でユーモアたっぷりですよ。
 ユーモア表現……おもしろいお友達ですね。明るい人がそばにいると、みんな楽しくなっていいですね。先生に叱られてもきっとめげない子なんだろうなぁ。(笑)
 たとえ……「凍りつく」という表現はすごくよくわかるよ。十分ユーモア表現になっているたとえが書けました。くろーばーさんも、とてもユーモアのセンスがありますね。
<第三段落>  
 似た話2……お父さんも楽しい人ですね。笑わせてくれる人がいると、家庭が朗らかで明るくなります。怒っているお母さんをギャグで黙らせるなんて、なかなかつツワモノなのは? いいお父さんだなぁ。
<第四段落>
 一般化の主題……説得力のある一般化の意見を表せました。日々の生活の中に、笑い(ユーモア)がなければ、どんなに恵まれていても、楽しい良い人生とは言えないでしょうね。
 ことわざの引用……このことわざは、今回の長文にはぴったりです。感想文の結びに上手に引用できましたね。よくできました。
        

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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