創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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痛みは大切 ベッキー
「いてててて」
私は左手の薬指に蚊に刺されてしまった。カニが蚊に負ける(ダジャレ)それをかゆくてかいたら、次の朝は、まるで猫にひっかかれたような傷ができていた。私はそれを見てビックリした。それはものすごく痛かった。この話を母にしたら、母は、
「これ以上ひっかくとケガになるからこれ以上ひっかかないように痛みが教えてくれているんだよ。」
と教えてくれた。もし、もっとかいていたらものすごいひどいけがになるだろう。痛くてこれ以上かけないから、痛みがここはもうかいてはいけないよと教えてくれているということだ。
母はテレビで見た話をしてくれた。赤ん坊のときからぜんぜん痛みを感じない人がいて、転んでもぜんぜん泣かないので、そんなことは知らずにお母さんが、
「強いねぇ。」
とほめていたが、なんとその子は痛みを感じない病気だったのだ。痛みがないと体の動かし方が分からず、骨折するまでメチャクチャに動かしてしまうのである。しかも、骨折しても痛くないので骨折したまま走ってしまうのだ。骨折したまま走ってしまうと骨折したところの骨がくだけちってしまう。野球をすれば肩が壊れるまでやってしまうのだ。かわいそうだと思った。痛みを感じない病気と聞いて、最初はなりたいと思ったが今は恐ろしいと思っている。
ドラえもんのマンガに『ヘソリンガスでしあわせに』というのがある。ヘソリンガスをへそにいれると、三十分間体の痛みや心の痛みも感じなくなる。のび太が車にはねられたり叱られたりしてもにこにこしていた。しかし三十分が過ぎると、あちこち体が痛くなって心の痛みも感じるようになる。マンガだからおもしろいが、本当にこうだったらとても恐ろしいと思った。心の痛みも感じなかったら恐ろしい。どうしてかというと、人が苦しんでいても、何も思わないからである。痛みというのはとても大切な信号なんだなとわかった。
講評 nara
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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