国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自信を持てば良いことあり   えうや

 自分の美貌を鼻にかけた美人というものは、美人であっても他人に快感を与えない。だが、自分は美しくないことに絶えず劣等感を抱いている人は、それに劣らず他人を不快にする。「自分を虫けらだと思っている者は人に踏みにじられる」と言う格言がフランスにあるが、他人から尊重されるには、まず自分で自分を尊重することが第一である。友達ができない人に問いたいことは、あなたは自分の周囲に冷たい空気を流していないだろうかということだ。冷たい空気とは好きな人に全てを与える心意気の貧しいことを意味する。友達のいない人は警戒心で自分を武装している人が多いように思える。僕は自分に自信を持つことは大切だと思う。
 自分に自信を持つことが大切だと思う一つ目の理由は、劣等感を持っていると他人に不快感を与えるからだ。 僕のクラスに、勉強はできるが運動が全くできない子がいる。体育の授業で跳び箱の時間があった。その子は、何度も挑戦したが跳び箱が飛べなかった。跳び箱の最後の授業の日に、跳び箱のテストがあった。みんながその子は跳べないと思っていた。しかし、その子は何とか跳べた。みんな驚いて「やったな!」とか「お前にもできるじゃん!」と言ってほめた。しかしその子は「そんなことないよ。」とか「偶然だよ・・・」と言った。その言葉にみんなはカチンときて、「なんだよ、ほめてやってrのに」と言って怒ってしまった。その子は本当は嬉しかったのに、あまり喜びすぎたら嫌われると思ったのだろう。しかし喜ばないから嫌われてしまった。
 二つ目の理由は、自信を持つと他人に対する温かさが生まれるからだ。僕の入っているサッカー部でも、サッカーが上手で、しかも優しいという子がいる。その子はサッカーのいろいろな技を知っていて、教えてと頼めば教えてくれた。いろいろな技ができる子はいるが、そのこのように優しく教えられる子はいない。
 確かに自分の力を過信しすぎてはいけない。しかし、「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重しなければならない。」という言葉もあるように、自分に自信を持って生きていけば良いと思う。

   講評   tama

【複数の理由一・二】 完璧な要約に続く健くんの意見とその理由は、ともに説得力があります。劣等感を持ちすぎる人は、確かに他人に不快感を与えますね。また自分に自信がなければ、温かい雰囲気を作り出すことができないでしょう。

【体験実例】 跳び箱ができないことに劣等感を持っていた(と思われる)お友達は、謙遜しすぎてしまったのですね。口では違うことを言っても、嬉しい表情を見せればよかったのにね(笑)。他のことにも劣等感があり、素直に喜べなかったのでしょうか。典型的な例ですね。一方、部活のお友達は、表に出さなくても、自信に満ちあふれているのでしょう。その自信が周りを気づかうことのできる余裕につながっているのですね。(キーワードを入れて書くと完璧です。)

【ユーモア表現・名言の引用】 意見にぴったりの名言を選び出すことができました。長文の主題もよく理解できているということですね! (^^)v

【是非の主題・反対意見への理解】 あからさまに自分の能力を自慢して尊大な態度をとったり、力を過信しすぎるのも反感を買いますね。しかし自信を持って輝いている人には、自然と人が集まります。(健くんは後者でしょう。(^^)) いつも輝いている人でいたいですね。

※ 8月30日はお休みです。そして9.1週は進級テストです。長文をよく読んでおいてくださいね。


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